note記事no3

ミュージックビデオに対する新しい考え方

こんにちは。Toshikiです。
今回のnoteは「動画を始める前から動画に対してストレス」を感じている方々にぴったりな記事を見つけてきましたのでそれを紹介したいと思います。

今回のnoteは2020年2月4日 DIY MUSICIANに掲載された
Chris Robleyの記事「The Way to think About Music Videos」を翻訳した記事になります。読める方はぜひオリジナルの記事を読んでからお楽しみください。
https://diymusician.cdbaby.com/music-promotion/how-to-make-quality-video-content-quickly-and-cheaply/
原文内で紹介されていた商品やウェブサイトで関連性が無い物などは主にカットしています。また翻訳全てが正しい訳ではない事や日本語で理解しやすい言い回しに作者が翻訳している事を理解した上で読んでいただけると幸いです。

古いミュージックビデオ、新しいミュージックビデオ

2020年はアーティストが定期的に動画を配信するべき時代となりました。
動画コンテンツは音楽業界で最も重要視される物となり、その理由は以下の通りになります。

① TikTokの様な短くバズる動画がミュージシャンを有名にしている。

②Instagramストーリーズで楽曲をプロモーションする時、ファンは変わった方法をアーティストに求めている。

③ SNSの動画は従来の広告よりも優れた力を発揮している。

④ ファンはFacebook, Twitch, Instagramなどのライブ配信でアーティストと定期的に交流する場を求めてる。

⑤そしてYouTubeは今でも大きく多くの人達に自分の楽曲とブランドを見せれる場所である。

これでもまだ動画配信を迷っていますか?
一度自分自身がオンラインコンテンツをどの様に反応しているか?を考えてみてください。誰かの注目をこちらに向ける事に関して動画は凄い力を持っています。そしてあなた自身もこれからは多くの動画が活動に必要となります。

ここまで読んでもまだ動画に対してストレスを感じるなら、
それは「古いミュージックビデオ」の概念を持っているからです。

「有りのまま」は完璧を置き換え、
長いより「短い」動画の需要が高まり、
直ぐに消費される作品はアーカイブされる作品とはまた違う立ち位置になりました。

この流れで考えると2020年のミュージックビデオは決してハイクオリティで長い物である必要がありません。

自分にストレスや負債を抱えずにどうやってスケジュールに沿って定期的な投稿をするの?

最初に覚えておきたいのは「全ての動画に完璧を求める必要はない」という事です。その類に
① リリックビデオ(曲に合わせて歌詞が流れるだけの動画)
② パブリックドメイン(著作権者がいない)のビデオやアーカイブされた素材を使用した動画。
③ AIに作らせた動画
④ 自身のライブパフォーマンス
⑤ アートトラック(アートワークの裏で音楽がかかっているだけ)
⑥ Vlog でインタビューやバックステージを映した物やミニドキュメンタリー
など

SNSの世界では時々ハイクオリティじゃない物が視聴者から適切な反応をもらえる事があり、自然体である方が良いと考えられます。
「殆どのミュージシャンはプロカメラマンでは無い」と考えればこれは朗報です。これだけでも肩の重荷は軽減されたでしょう。必ずしも投稿される動画が全てマスターピース(傑作)である必要がないのです。

もう一つの朗報があります。
TikTokやInstagramストーリーズが流行っていることから明らかになるのが現代は「情報量が少なく短い動画」が支持されている社会ということ。
YouTubeの活動は動画を定期的にスケジュール通り配信、エンゲージメント率を高め、そこから反応(データ)を調べる事で成功します。
ここで違うのは長い動画を作るために多額の機材や時間への投資が必要なく15秒の動画の中に引き寄せられるメッセージ、曲、イメージ(画像)を入れて配信できる事です。

短い動画のメリット
① ファンとの交流回数が増える
② 繰り返す事によって自分の商品&ブランドを多くの人に知ってもらえる
③ 1つの商品に対して様々な宣伝の実験ができる

各種ソーシャルプラットフォームから得られる結果(収益)などは全て自分自身のコントロール下にあり、投稿頻度(プロモーション回数)が多ければそのポテンシャルは最終的に高い結果となります。

ここで正気を保ちながら負債やストレスを抱えず、どうやって投稿を続けるかについて解説していきます。

長い動画を再利用する

ミュージックビデオ、ライブ配信された動画アーカイブ、自身がライブで演奏している長い動画をYouTube, Facebook, IGTVなどにアップした後、部分的に場面をカットしてその後

①Instagramに短い動画を投稿
②ストーリーズ機能で歌詞やメッセージを入れる
③SpotifyのCanvas機能で8秒ループ動画を作る
④TikTokへの投稿
⑤新作リリースの予告編を作る
⑥15秒の告知動画を作る

これらの短い動画は今のファンの満足度を高めたり、新規のファンの獲得にも有効で自分のブランドやバイブス(雰囲気)を伝えるのに適しています。

翻訳はここまで!

記事を読んだ作者の感想

ミュージックビデオ(以下MV)という言葉が多用されていましたが記事自体はSNSでの配信活動がベースだったのではじめ読んでいて「???」となりました。おそらくこれは僕自身が古いミュージックビデオの概念を持っていたからだと思います。

少し強引な解釈ですが新しいMVは「曲が流れていて動画として投稿されればミュージックビデオ」というファーストフードの様な時代なのかもしれません。新曲の紹介だけに4分の尺を使うよりもアーティストが様々形で曲や商品をクリエイティブに配信すると考えてみたらやっとMVに対しての考え方が変わってきました。

動画は安くそして早く量産できる様になった。

翻訳された記事にも書かれていた様に工夫次第で過去に投稿した自分の動画を再度違う形でアップする事で予算を抑えながら自分の配信は定期的に行えます。現在のフォロワーとの交流や新規のファンを獲得する為に過去の動画も新しい形に変えて資産として運用する方法は確かにコスパ的にもベストかもしれません。「質と量」というお話も出てきますがまずは定期的にいろいろな形で投稿する事も検討してみましょう!

長い動画も忘れずに作ろう!

記事は決して「長い動画やハイプロダクション動画」を否定しているわけではありません。「ファンと敵機的に交流を」と視点を置き考えると短い動画には高い継続性などがあると思います。

「長い動画」はもちろん喜ばれますがアーティスト又はクリエイター自身が持っている時間と労力を違うところに割いてしまうデメリットもあります。その為投稿が疎かになってしまうと本末転倒。1本ガチな動画を作ったら次はその1本を様々な形に変えて配信し続けるのもアリだと思います。

「優先順位が先で動画制作はその後!」これが今の僕の気持ちです。(笑)

短い動画に秘められたポテンシャル

もう既に何本も動画を持っていて、「これから短い動画を作るのが逆に難しい」と思っている人がいると思います。
記事の中にも有った「長い動画を切り取る」という方法を使えば量産する事は可能です。15秒前後の動画を素晴らしい作品にする必要はありません。身近な人がやっているかもしれませんので一度自分がフォローしている人(アカウント)を徹底的にリサーチしてみましょう。

以下作者の個人的おすすめ

Rick Graham (ギタリスト)

短い演奏動画やInstagramでストーリーを定期的に投稿しています。
その後リクエストがあればYouTubeに10分前後の解説動画を投稿しています。ちなみにこの動画を投稿する前に同じフレーズの「練習動画」も投稿してます。

神田リョウさん (ドラマー)

【#一日一グルーヴ】というタイトルで毎日投稿しています。
動画からお分かり頂けると思いますが高いカメラなどをセットするわけではなく、自身のライブやリハーサルなどの動画をスマホで録画してそれを投稿。何年も前から毎日続けている方なので本当に凄いです。

普段自分がフォローしている人達の活動方法などを参考に真似してやってみると今後の活動に変化が見えてくるかもしれません。

作者も昔短い動画を投稿していた。

実はYouTubeを始める直前の2015年12月2日から大晦日まで毎日夜9時にギターフレーズ動画を投稿していました。(当時のTwitterの動画制限は30秒)

この記事と僕の動画の大きく違うところは「毎日1から考えて高いクオリティーの物を生産していた」という事です。当時を振り返ると毎日30秒に収まる動画制作がキツかった覚えが頭にあります。。。

逆にギャグのつもりでTwitterに出しまくった動画をまとめてYouTubeにアップしたら多くの反応を頂き、今でも再生されています。(短い動画を今度は長い動画と形を変えて配信)この動画をまとめるのにかかった時間は15分程。そう考えるとコスパが良すぎる。

「動画は難しい」という概念が残っているならまずは15秒の短い動画を作ってみましょう。もし既に多くの動画資産をもっているならそれを今度は違う形で投稿してみましょう!

それではまた次回!

作者プロフィール

画像1



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?