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個性が並ぶ

キヤノンギャラリー銀座で開催中のRFレンズ企画展に参加しています。僕が出展しているのは、パキスタンのキャンプ地から撮影したアラビア海の夕焼け。ISO1600の手持ちでシャッタースピードは1/10で撮影したものです。

その日、泥火山を巡った1日を終えてキャンプサイトに戻ると、急激に空が焼け始めました。現地の人たちも興奮するくらいの焼け具合です。車を飛び降り、カメラを持って走ります。三脚など使っている余裕はないから、感度を上げ、座り込んでブレないように固定します。低くなることで濡れた地面に夕焼けが写り込んでいるのが見えました。全てが真っ赤に染まったのは5分ほどだったでしょうか。美瑛では朝焼け夕焼けはあまり撮らなくなっていたのですが、さすがにこの焼けには驚きました。パキスタンおそるべしです。

ところで、展示会場の入り口にそれぞれの写真家が撮影した自分の手元の写真が展示されています。実はここもすごく面白い。それぞれのジャンルや仕事の個性がにじみ出ているのです。写真ってやっぱり自分の内面が表出されるのですね。この展示の見どころの1つです。ちなみに、軍手で撮っているのは僕だけ(笑)。ちょっと恥ずかしかった。。

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