砂糖断ちのメリットとデメリット

TOSHIKIです。今回もおなじみ健康に関するお話。
テーマは「砂糖」です。Xでなんで糖類の摂取が良くないのか?という質問をいただいたこともあり、そこではざっくりとしか答えなかったのですが、せっかくなので、なぜ私が砂糖断ちをするようになったのか、それをすることで得たもの、失ったものも含め、書いていきます。

ちなみに私は専門家でもないし医者でもないし、ただの体験談で個人差もある話なので、信じてほしいけど真に受けなくてもいいです。個人差があると思うので。

長くなると思うので最初にメリットとデメリットを書いておきますね。
メリット
・体調がよくなる、元気になる
・肌荒れしなくなる
・余計な買い物が減るので節約にもなる
デメリット
・お菓子やジュースなどの嗜好品がおいしく感じなくなった

デメリットは本当にこれだけです。もっとあると思いましたが裏を返せばメリットだなと思ったのであえて書きませんでした。
ではここから自分にどんな変化が起きたかをつらつらと書いていきますので、もういいやと思った方はここで引き返してくださいね。
まず、きっかけは何度も言いますが小麦断ちが起点です。
小麦粉も白砂糖も、生成されてミネラルなどの栄養が全部そぎ落とされて糖質しか残ってないので、ただの白い粉なんですよね。
個人的に感じていることの要点を書くと、
・砂糖(特に精製糖→白砂糖、三温糖(これは白砂糖にカラメル色素で色を付けただけ、カラメル色素は発がん性物質でもある。)や、ジュース類に含まれる果糖ブドウ糖液糖などのいわゆる異性化糖を多くとると血糖スパイクを起こす→糖尿病のリスクが高くなる。
・分解するためには体内のミネラルを消費する多ため栄養不足に陥る可能性がある。
・栄養不足になるので体調が悪くなる、肌が荒れる、糖類はドーパミンを誘発するうえにインスリンが急激に出て低血糖に陥るとさらに甘いものが欲しくなる悪循環にはまり不必要に食べてしまうリスクがある。
・栄養不足がきっかけで慢性炎症が起こり、疲れや肌荒れの原因になり、それが続くと大きな病気を誘発する危険もある。

なんてことをいろいろと勉強した際、その当時の自分の食生活がまぁひどいもの(平日はほぼ毎日お菓子とジュース摂ってた。)で、おでこに吹き出物やにきびは大量にできるわ、背中にもなぞのブツブツができるわ、寝起きはだるいわ集中力も切れやすいわで短気になるし、ストレスも受けやすくなってメンタルまで不安定になるしで、それを回避するには結局甘いもの(お菓子やジュース)に頼って一生それが続いていた状態だったので、これはなんとかしないといけないと思ったときに、何冊か参考にした本のどれにも書いてあったのが、「とりあえずまず1週間砂糖をやめてみる」だったんですね。
それで小麦も含めてやってみたわけですよ。まぁきつかったですね、とくに最初の3日間くらい。戸棚に入ってる砂糖をそのまま舐めようかと思ったくらいには、甘いもの欲しくてたまらないし、おそらくそのせいでずっと空腹感もあったりで。
で、結局どうなったかというとそれ乗り越えたら少しずつ慣れてきて、どうしても甘いものが食べたいときは果物やサツマイモなど、甘みのある食べ物を1日200gまでと決めて摂るようにしてました。
そのころからお米の割合も減らし、白米は玄米に変え、3食摂らないようにして半分はオートミールに置き換えるなどいろいろやりました。

そして去年の10月から始めて今10か月目ですが、砂糖の摂取量は劇的に減りました。
まず精製糖を買わなくなり、ストックしてるのはステビア、アガベシロップ、はちみつ、そして今月初めて買ったきび糖。
ステビアにいたっては去年の冬に買ったものの、使う機会が減ったうえにそもそも使う量も少なくて済むせいか、全然なくならない。天然の甘味料とはいえ、砂糖の3倍甘く不自然な甘さなので、正直多量には使いづらいというのもあって、結果的にはよかったかもしれませんが。
はちみつやアガベシロップは月に2~3回買うヨーグルトにちょっと垂らしたりドレッシング作るときの甘味にするくらいで、こちらも全然減らない。
きび糖は最近お菓子を週末に作る機会が多いので買いましたが、一度に20~30gくらいしか使わないし、それ以外で使うことがないので思ったより減らない・・・。
そんなわけで砂糖を使う頻度も減ってますし、何より一番大きいのは、市販のお菓子や清涼飲料水(コーラなどの炭酸飲料や缶チューハイなども含む)を買わなくなったので、無駄な糖類の摂取量が減った。
やめ始めた当初はふと飲みたくなる瞬間が多々ありましたが、それをこらえるのが本当に大変でした。ごまかすために無糖の炭酸水を買って飲んでしのいでました。
そして、よくも悪くもそういった甘い飲みものが飲めなくなってしまいました。というより、体が受け付けなくなりました。
ある日友人宅で集まった時にコーラやサイダーなど買ってきてあって、久々に飲んでみたら、自分が知ってるコーラの味じゃなくなっていたのです。舌がピリっとして、甘さで気持ち悪くなり、炭酸水で薄めないとまともに飲めませんでした。
今までこんなものを1日500mlとか平気で飲み、さらにそこにチョコレート菓子やポテトチップスなどを一緒にうまいうまいとほおばっていたのかと思うと、ぞっとしました(笑)
そう、お菓子もダメになったんです。そもそもいま日本で売られてる安い市販のお菓子は、チョコレートには何の油かわからない植物油脂が多量に添加された上に原材料の先頭に砂糖がくるものが大半。
クッキーなどは植物油脂に加えてマーガリン、ショートニングも入っていて、これクッキーじゃなくて砂糖と油の練り物じゃないかと、もう怖くて買えなくなりました。
自分でお菓子を作っているのはそのためでもあります。体にダメージを与えるものをうまいうまいと食っては、翌日以降に体調を悪くし、肌や口内も荒れ、それを治めるには食事を見直せばいいのに、上から薬を塗って沈めては、また不摂生を繰り返すという、本当に愚かなことをしていたなと。
コーヒーも好きなのですが、砂糖断ちする前は、コーヒーに砂糖を入れないと気が済まない性格だったのですが(今思うと脳が甘さを欲していただけの中毒状態だったんだろうなと。)、今はブラックコーヒーで充分。コーヒー豆本来の味わいや香りを楽しめるようになりました。ソイラテもよく飲みますが、それすら甘みは不要です。
砂糖を断って感じた最大の変化は、徐々に味覚が変わって食べられなかったものが食べられるようになったこともメリットだと感じました。変わったというよりは正常な味覚を取り戻したような感覚でしょうか。
これまで苦手だった食べ物を克服できるようになり、レシピの幅も広がり、食事がさらに楽しくなりました。
嗜好品は確かに手軽で便利ですが、味覚は狂い、ちょっとした中毒状態にもなり、それにハマると抜け出せないことに、今は恐怖すら覚えます。

ただ、週末程度とはいえお菓子は作るし、たまに出かけた先でスイーツを食べたりもするので、今は全断ちできてるかと言われたら、今はやってません。が、そういった外で食べるものですら、すごくウザいことを書きますが安いものは食べてもおいしく感じません。
ちゃんと素材の味が前に来るものじゃないと、甘いものでも受け付けません。現にスーパーで100円前後で買えるアイスは、甘すぎて二度と食べられないと感じています。
当時好きだったものが、今は不自然な味だと感じてしまいます。それくらい余計なものに敏感になってしまったので、結果的には別にそれでよかったですけど、なんだか少し寂しくもありました。

砂糖断ちをしたデメリットでもうひとつ挙げるとすれば、今書いてきたようなことを言うと、健康オタク感が煙たがられる、というところですかね。強制するつもりは一切ないですが、こういうことって言ってるだけでウザいものですからね。気持ちはわかります(笑)

でも、私は自分の体と心の健康のために、食生活を見直したことで本当に前向きになれたので、このままこのスタンスは崩さないつもりです。
何もすごいことをしてるわけではないと、今では思います。
白い砂糖をやめただけです。食べるものがなくなる?いえ、なくなりません。食べるものだらけです。むしろ、食べるものがたくさんあったということに気づけたくらいです。

この話を参考にされるかどうかはおまかせしますが、私は1年弱続けて明らかに体の調子は良くなってます。これまでは定期的に体調を崩すことが多かったですが、そういえば今年はまだ風邪もひいてないです。(年末年始にコロナくらいはしましたが。)
何より、下痢をしなくなったおかげで体力の消耗も減りました。これが本当にでかい。
基本的に体調がいいので、寝つきもよければ目覚めもいい。たまに付き合いで飲み会とかあった翌日に、その違いが顕著に出すぎてちょっとおもしろいなと思うくらい、自分の体の声を聴けるような感じになりました。
にきびなどの肌荒れも、薬を塗れば治ると思われることのほうが多いと思いますが、そういうものって体の不調のサインなんですよね。結局、薬を塗ればいいのではなく、炎症を起こさないように内側から対処していかないと、それが積もり積もって大きな病気になる可能性があるということを、健康に関する勉強を始めて実感しました。

何かしらの体の不調が気になる方は、まずは1週間、砂糖を断ってみてはいかがでしょう。何かいいことが起こるかもしれません。しらんけど。

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