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クオリティはブランド力でカバーせよ

今回の海外滞在もマリオットグループのホテルを予約した。その中でも今回初めてバンコクのWホテルに泊まってみた。Wホテルと言うと言わずと知れた高級デザイナーズホテル。日本にも一昨年あたりに大阪に新しいのができ賑わいを見せている。

しかしバンコクのWホテルは良い意味で期待外れだった。やっぱり東南アジアの建設方法なのか、なんか新しい建物や高級ホテルでさえトイレの質が古く悪かったりなんか細かいところを見るとなんか塗装が雑だったりと色々日本、韓国そして欧米などと比較すると劣っている。

しかしそんなクオリティもブランド力で簡単にカバーできるのだ。Wホテルはまぁバンコクでも外国人向けにマーケットを取っているためかなり高価格である。そしてラグジュアリー感を出すために色々光らせたり頑張っている。だからこそ少し細かいところが劣っていても高級ブランドとして成り立っているためそんなのは多くの人間は気にならないのだ。

これが僕がずっと言っているクオリティで一番になる必要はなく、一番のブランドになることが重要だということである。別にクオリティなんて高いお金を払えばみんな気にしない。大体、ゴキブリが出るわけでもないし、そんなにクオリティの差はないのだ。だから頑張って無理にクオリティを上げるよりかは高く売ってブランド力をつけることのほうが重要だ。

簡単に行ける、食べられる、手に入れられるそんな物や体験はブランドに価値がつかない。物やサービスをどれだけ手に入れることが難しいと思わせるかが商売人の腕の見せ所である。その点、タイのラグジュアリー商売は面白い。クオリティはある程度で良いから高級売りをすることを忠実に再現している。

日本みたいにクオリティを求めすぎて採算が合わず潰れていくホテルやレストランに比べれば断然賢明な策である。安くすればお客を喜ばせることができると考えている商売人はこの時代には通用しないし、もう終わっている。どれだけ高く提供することができるかである。高く提供すればお客は高いお金を支払ったからそれだけの価値があるんだと思い込み精神的な部分から満足度も上がっていくのだ。

しかし安売りを続けている商売人にはこの原理はわからないだろう。ブランド力がどれだけ多くのものをカバーできるのか、それは本当に計り知れない。



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