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10/5(日) 「ITday Japan 2021〜深刻化する人類の危機をITは救うことができるか?」開催!!

日本時間(JST)で2021年12月5日(日)10:00〜12:00、米国西海岸時間(UTC)で2021年10月4日(土)17:00〜19:00、第16回めとなる 「グローバル・デジコンサロン 016」を開催します。テーマは ITday Japan 2021〜深刻化する人類の危機をITは救うことができるか?」です。お申し込みは、こちらから(参加費無料です)↓
https://lobal-digicon-salon-016.peatix.com/
「IT Day」とは、「IT革命記念日」のことです。1968年12月9日、ダグラス・エンゲルバートが「The DEMO」、すなわち「人々の知性を高め、人々の協力を促進し、人類が直面する深刻な問題を解決できるようなコンピュータ・ネットワーク」というデモンストレーション」を行い、それがIT革命の出発点となったことを記念して、私たちは毎年12月、「IT Day」と題したシンポジウムを開催してきました。「The DEMO」53周年にあたる今年は、「深刻化する人類の危機をITは救うことができるか?」というテーマで行います。
2020年に始まったコロナ禍は、世界中でさまざまな経済混乱を生み、経済混乱は富の偏在を加速しました。なぜなら、政府が財政出動などによっていくら湯水のごとく資金を市場につぎ込んだとしても、現在の政治経済システムの中では、それが経済的困窮者にゆきわたることなく、富めるものをさらに富ませるだけだからです。強権的な国家はより強権的になり、あちこちで人権弾圧が行われています。そして、経済成長という美名のもとに行われてきた自然破壊は、異常気象や地球温暖化、種の絶滅を引き起こし、ただちに持続可能な方向に舵を切らない限り、生態系全体が破壊され、人類は存続の危機に直面するかもしれないという事態に至りました。
こうした中、いくつか明るい兆候も現れています。コロナ禍は、テレワーク、オンライン学習、バーチャルツアーをはじめとする数々のリモート革命を促進しました。そして、そのことが、新しいワークスタイル、ライフスタイルの創出へとつながり、ひいては持続可能な社会システム構築に繋がるかもしれない数々のITイノベーションを生んでいます。
コロナ禍は、間違いなく私たちにとって大きな厄災です。しかし、その一方で、私たちが既存の社会の仕組みを根本から見直し、大きなイノベーションを起こすチャンスでもあります。実際に、これまで人類はこうした危機的状況に見舞われたときにこそ、大きな進化を遂げてきました。
今回は、テクノロジーライターの大谷和利さん、ブリッジ共同創設者の池田将さん、Universal Research Laboratory 代表の 浦野真理さんとともに、深刻化する人類の危機とITテクノロジーの最新動向というテーマで徹底的にディスカッションをしていきます。
なお、今回、本シンポジウムの開催について米国ダグ・エンゲルバート協会に報告したところ、正式に協賛いただけることになりました。そして、理事長のクリスティーナ・エンゲルバート(ダグラス・エンゲルバートのご息女)さんより、今後、互いに協力することによって、世界に対してどのような貢献ができるか、ぜひ議論を続けていきたいとのメッセージをいただきました。年明け早々、具体的なプロジェクトを企画立案していきたいと思います。

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