【課題解決】中小製造業の技術経営 ビジネスモデルの構築検討
1.今回の講義
今回は、東京理科大学 MOT における、スタートアップに関連する講義から、「ビジネスモデルの構築の検討」 についてご紹介します。
2.講義の概略
講義の内容は、ビジネスモデルについてでした
①学問の領域においては、ビジネスモデルに明確な定義はないが、提供価値と収益モデルの両面を考える必要があり、どちらかが十分でない場合、ビジネスは上手くいかない。
②スタートアップにて、ビジネスを検討する際によく使われるフレームワークのビジネスモデルキャンバスは、ポジショニングとケイパビリティの2つの経営戦略の流れを統合したものである。
3.自分の経験から
商品開発において、ビジネスモデルキャンパスを用いて、新たなビジネスの検討をしたことがあります。
その際、ビジネスモデルキャンパスを作成しながらビジネスの検討をしたのですが、ビジネスモデルキャンパスの活用において、注意することがあります。
1)キャンパスは何度も修正すること
初期の段階のキャンパスは、ほとんど仮説です。なので、顧客にインタビューしながら、何度も修正を加えていくことが必要です。
実際、一人一人、インタビューするごとに、どんどんと修正していきました。
2)価値提供
検討する中で、最も難しかったのは、顧客への価値提供で、価値を次の3種類に分けて考えると設定しやすくなりました。
①機能的価値、②経済的価値、③情緒的価値 です。
4.気づき
ビジネスモデルキャンパスは、新たなビジネスを構想するときの整理に役立ちます。
さらに、ビジネスモデルの図も作成してみると、エコシステムやステークホルダーとのつながりも整理され、理解しやすくなります。
5.活用できそうなこと
現状の自社のビジネスにおいても、ビジネスモデルキャンパスを作成することにより、不足している箇所がわかります。
特に、想定する顧客へのインタビューから、提供する価値を、何度も見直すことは重要です。
今回は、東京理科大学 MOT における、スタートアップに関連する講義から、「ビジネスモデルの構築検討」について、ご紹介しました。
尚、その他にも、この分野においての実践的なノウハウを投稿しています。
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