中小製造業向け 商品開発アドバイザー

化学、建材、電子、自動車、IoT・DX分野の新商品開発30年以上の経験を活かし、「新商…

中小製造業向け 商品開発アドバイザー

化学、建材、電子、自動車、IoT・DX分野の新商品開発30年以上の経験を活かし、「新商品開発・新規事業構築サービス」を提供しています。アドバイザーとして中小製造業を伴走・支援します。 https://tn-ylbg.jimdofree.com/

最近の記事

【課題解決】中小製造業の技術経営 知覚による品質評価

中小製造業の商品開発を伴走・支援 TECH-TOSHIです。 今回は、東京理科大学 MOT(技術経営)における 経営戦略とマーケティングに関連する講義から、『顧客価値 知覚による品質評価』について、ご紹介します。 1.ポイント内容は、 『価値マップにおける相対的価格と違い、相対的品質を把握することが大事である』 でした。 1)相対的品質:知覚品質による評価   相対的価格は、競合製品の価格が判明すれば容易に把握できる。   しかし、品質を単一尺度で把握することは容

    • 【課題解決】中小製造業の技術経営 顧客価値 価値マップによる価値

      中小製造業の商品開発を伴走・支援 TECH-TOSHIです。 今回は、東京理科大学 MOT(技術経営)における 経営戦略とマーケティングに関連する講義から、『顧客価値 価値マップによる価値』について、ご紹介します。 1.ポイント内容は、 『差別化された製品でも、低価格な製品でも、範囲内にないと購入してもらえない』 でした。 1)価値マップ   縦軸に相対的価格を、横軸に相対的品質をとって、特定の製品を位置付ける。   基本は、顧客にとって「特定製品の価値は価格と品

      • 【課題解決】中小製造業の技術経営 顧客価値 相対的品質の高さが収益性向上へ

        中小製造業の商品開発を伴走・支援 TECH-TOSHIです。 今回は、東京理科大学 MOT(技術経営)における 経営戦略とマーケティングに関連する講義から、『顧客価値 相対的品質の高さが収益性向上へ』について、ご紹介します。 1.ポイント内容は、『相対的品質の高さが市場シェアを規定し、収益性の向上に貢献』でした。 1.価値マップ 1)品質と価格  差別化とコスト優位性(価格)を組み合わせて、顧客への価値を創造する。  製品の属性について、性能・品質と価格とを組み合わせ

        • 【課題解決】中小製造業の技術経営 経験効果 戦略の注意点と限界

          中小製造業の商品開発を伴走・支援 TECH-TOSHIです。 今回は、東京理科大学 MOT(技術経営)における 経営戦略とマーケティングに関連する講義から、『経験効果 戦略の注意点と限界』について、ご紹介します。 1.ポイント 内容は、『経験効果によるコストのリーダーシップは永遠ではない。』でした。 1)経験効果を追求する戦略の注意点   ▷製品ライフサイクルの遅い段階や成長率の低い市場では困難。   ▷競合より早く市場シェアを拡大する必要があり、生産キャパシティの拡

        【課題解決】中小製造業の技術経営 知覚による品質評価

          【課題解決】中小製造業の技術経営 経験効果を活用したコスト競争

          中小製造業の商品開発を伴走・支援 TECH-TOSHIです。 今回は、東京理科大学 MOT(技術経営)における 経営戦略とマーケティングに関連する講義から、『経験効果を活用したコスト競争』について、ご紹介します。 1.ポイント 内容は、『経験効果を活用した価格設定によりコストリーダーになれる』でした。 1)経験効果に基づく価格設定(経験曲線の活用) ▷経験の習熟率(経験曲線)からのコスト低下のペースは産業ごとに異なるが、同一産業内では大差はない。 ▷自社の習熟率算出と

          【課題解決】中小製造業の技術経営 経験効果を活用したコスト競争

          【課題解決】中小製造業の技術経営 経験効果 発現の要因

          中小製造業の商品開発を伴走・支援 TECH-TOSHIです。 今回は、東京理科大学 MOT(技術経営)における 経営戦略とマーケティングに関連する講義から、『経験効果 発現の要因』について、ご紹介します。 1.ポイント  内容は、『経験効果の発現の要因は7つあり、原価低減への努力の結果』でした。 経験効果の発現の要因として以下の7要因が上げられる、 1)労働者の能率向上   作業者が特定の作業を繰り返すことで習熟し能率が向上する。 2)作業の専門化と方法の改善   

          【課題解決】中小製造業の技術経営 経験効果 発現の要因

          【課題解決】中小製造業の技術経営 コスト優位をもたらす経験効果

          中小製造業の商品開発を伴走・支援 TECH-TOSHIです。 今回は、東京理科大学 MOT(技術経営)における 経営戦略とマーケティングに関連する講義から、『コスト優位の要因』について、ご紹介します。 1.ポイント 内容は、『コスト優位を実現する要因の代表的なものとして、規模の経済、範囲の経済そして経験効果がある。』でした。 コスト優位を実現する要因の代表的なものとして、 1)規模の経済、2)範囲の経済、3)経験効果 がある。 1)規模の経済  ある製品の生産・販売の

          【課題解決】中小製造業の技術経営 コスト優位をもたらす経験効果

          【課題解決】中小製造業の技術経営 コスト競争にならないように

          中小製造業の商品開発を伴走・支援 TECH-TOSHIです。 今回は、東京理科大学 MOT(技術経営)における 経営戦略とマーケティングに関連する講義から、『コスト競争にならないように』について、ご紹介します。  1.ポイント   内容は、「コストのリーダーシップ」についてで、 『価格による競争は、資金力のある競合にとって模倣が容易であるため、持続的な競争優位の源泉となりにくい』  でした。 差別化と並ぶ、競争戦略の基本定石の一つが低コスト・低価格の追求である。

          【課題解決】中小製造業の技術経営 コスト競争にならないように

          【課題解決】中小製造業の技術経営 4Pの組み立ては顧客のニーズによりフィットするように 

          中小製造業の商品開発を伴走・支援 TECH-TOSHIです。 今回は、東京理科大学 MOT(技術経営)における 経営戦略とマーケティングに関連する講義から、『マーケティング・ミックス』について、ご紹介します。 1.ポイント 内容は、『自社の提供する製品・サービスが顧客のニーズに、よりフィットするように、4Pを組み立てる』でした。 3)マーケティング・ミックス 4Ps(製品:Product、流通:Place、プロモーション:Promotion、価格:Price)   

          【課題解決】中小製造業の技術経営 4Pの組み立ては顧客のニーズによりフィットするように 

          【課題解決】中小製造業の技術経営 効果的なセグメンテーションは差別化への第一歩

          中小製造業の商品開発を伴走・支援 TECH-TOSHIです。 今回は、東京理科大学 MOT(技術経営)における 経営戦略とマーケティングに関連する講義から、『市場細分化とターゲット設定』について、ご紹介します。 1.ポイント 内容は、『効果的なセグメンテーションは差別化への第一歩』でした。 ◆マーケティングのプロセス   STP分析 から、 4Ps(商品・サービスの開発、価格設定、チャネル設計・管理、プロモーション)へ  1)市場細分化(S:セグメンテーション)    

          【課題解決】中小製造業の技術経営 効果的なセグメンテーションは差別化への第一歩

          【課題解決】中小製造業の技術経営 マーケティングは企業と顧客の相互理解のプロセス

          中小製造業の商品開発を伴走・支援 TECH-TOSHIです。 今回は、東京理科大学 MOT(技術経営)における 経営戦略とマーケティングに関連する講義から、『マーケティング戦略』について、ご紹介します。 1.ポイント 内容は、『マーケティングは企業と顧客の相互作用』でした。 マーケティングの定義(企業と顧客の相互作用)  マーケティングを、企業と顧客の相互理解のプロセスと捉える  1)「人間や社会のニーズを見極めてそれに応えること」(Kotler & Keller 20

          【課題解決】中小製造業の技術経営 マーケティングは企業と顧客の相互理解のプロセス

          【課題解決】中小製造業の技術経営 顧客が違いを認識しなければ差別化にはならない

          中小製造業の商品開発を伴走・支援 TECH-TOSHIです。 今回は、東京理科大学 MOT(技術経営)における 経営戦略とマーケティングに関連する講義から、『顧客が違いを認識しなければ差別化にはならない』について、ご紹介します。 1.ポイント 内容は、 『実質的に違いがあっても顧客が違いを認識しなければ、差別化にはならない』でした。 自社製品・サービスの「違い」を顧客に認識してもらい、単純な価格比較ではなく、違いに価値を認めてもらうべく、顧客にアプローチすること。 製

          【課題解決】中小製造業の技術経営 顧客が違いを認識しなければ差別化にはならない

          【課題解決】中小製造業の技術経営 MOTで1年目を終えて

          今回は、今春から入学した、東京理科大学 大学院 経営学研究科 技術経営専攻(MOT)で学び始め、1年目が終わりましたので、思ったことを述べさせていただきます。 1.経営に理論はある  最近、同級生との会話において、『経営に理論はあるよね』という言葉がよく聞かれるようになりました。 但し、経営理論が、現状の日本の企業において、充分に活用されているかは疑問です。 経営理論と言うと、自社には特有のやり方があるため、自社の経営に当てはまるわけがないし、経営は理論通りにはいかない

          【課題解決】中小製造業の技術経営 MOTで1年目を終えて

          【課題解決】中小製造業の技術経営 戦略グループと障壁

          中小製造業の商品開発を伴走・支援 TECH-TOSHIです。 今回は、東京理科大学 MOT(技術経営)における 経営戦略とマーケティングに関連する講義から、『戦略グループと障壁』について、ご紹介します。 1.ポイント 内容は、 『障壁の大きさが戦略グループごとの収益率の差を生み出す』でした。 先の業界構造分析のフレームワークから、潜在的収益性を予想し重要な要因を明確化するのですが、その要因は業界内のどの企業にとっても条件は同じです。 なので、この分析結果から同じ業界内

          【課題解決】中小製造業の技術経営 戦略グループと障壁

          【課題解決】中小製造業の技術経営 業界の構造分析

          中小製造業の商品開発を伴走・支援 TECH-TOSHIです。 今回は、東京理科大学 MOT(技術経営)における 経営戦略とマーケティングに関連する講義から、『業界の構造分析』について、ご紹介します。  1.ポイント 内容は、『5Forceを用いて業界の構造を分析する』でした。 ①業界の構造分析は、「SCPパラダイム」に基づいている。  企業が互いに競争する場の「市場構造(Structure)」が、各企業のとる「競争行動(=市場行動 Conduct)」に影響を与え、さらにそ

          【課題解決】中小製造業の技術経営 業界の構造分析

          【課題解決】中小製造業の技術経営 業界の収益性

           中小製造業の商品開発を伴走・支援 TECH-TOSHIです。  今回は、東京理科大学 MOT(技術経営)における 経営戦略とマーケティングに関連する講義から、『業界の収益性』について、ご紹介します。 1.ポイント 内容は、 『業界全体の収益性は、業界全体に共通する「構造的」要因によっても決まる』で した。  業界ごとの収益性には差異があり、その差異は比較的長い期間にわたって見られる。  業界全体の平均収益は、個別企業の戦略やビジネス・モデルに依存する。  業界全

          【課題解決】中小製造業の技術経営 業界の収益性