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【課題解決】中小製造業の商品開発 ヒアリング情報のまとめ

1.事例紹介

先の投稿に続き、熱的特性をもつ商品開発における、顧客ヒアリングからの情報のまとめについて、ご紹介します。

2.解決方法

顧客とのヒアリングや打ち合わせにおける情報をまとめるときには、顧客のご意見をキーワードやカテゴリーごとに、グルーピングしてみることをオススメします。

3.事例内容

商品開発の市場調査におけるヒアリングから、情報がたくさん収集・蓄積されてきましたが、どのようにまとめるか が課題となりました。

要求品質などの数値情報については、表でまとめればよいのですが、いわゆる言葉による情報は、まとめにくいことがあります。

顧客のご意見は、その前後の話の内容や流れ、言葉の表現、ニュアンスなどによって、それぞれ異なるように見えることがあるからです。

そこで、顧客のご意見を、グルーピングしてみることにしました。

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手順としては、

①顧客のご意見を、そのまま議事録から抽出する。
②抽出したご意見一つ一つの内容から、関連するキーワードを紐付けする。
③同じキーワードごとに、ご意見をグループ化する。
④グループ化した顧客のご意見すべてを読み直す。
⑤キーワードに関連する内容として要旨化する。

です。

この時、表計算ソフトを活用すれば、キーワードの紐付けや、キーワードごとのグルーピングも、やりやすいです。

4.活用の効果

カテゴリーやキーワードごとに要旨としてまとめることにより、「つまり、顧客はこのように考えている」 と理解しやすくなります。

また、まとめていく中で、疑問や仮説が出て来ますので、ヒアリングの内容へ新たに加えることができます。

5.解決のポイント

要旨化するには、あまり細かいことには、いつまでもこだわらず、まとめてしまうことがポイントです。

どうしても、無視できないご意見がある場合には、「但し、こんなご意見もある」 と付け足しておけば構いません。

今回は、熱的特性をもつ商品開発における、顧客ヒアリングからの情報のまとめについて、ご紹介しました。

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