オーストリアでは16歳以下はSNSを使えないようにするらしい

コレ、いいことだと思います。
SNSって扱うの、実は難しいと思うのです。昔の親は子どもに知らない人について行ってはダメ、なんて教えたものですが、SNSは知らない人が入ってきやすいツールですからね。
かなり危険なものであることは間違いないです。スマホ脳とかの話もあるかもしれませんが、SNSによって視野が狭くなることが、一番大きいのではないかと思うのです。
SNSはクラスタを形成しやすいツールです。今風に言えば、界隈ですが、要するに自分の嗜好と同じような人間で集まることによって、偏った情報が集まりやすくなり、逆に自分と違う意見や嗜好がみえづらくなります。
さらにwebから得られる情報も嗜好性を分析するアルゴリズムによって偏った情報が集まりやすくなり、より自分の嗜好性が偏る結果となるのです。
多様性が叫ばれる世の中ですが、この傾向はさらに強くなって、例えばアメリカ大統領選挙で見られるような分断というものを助長するのだと思います。
SNSは,登場した当初は、マイナーだった嗜好にその趣味の人が他にもいる、世界は広いんだ,ということを知らせてくれるはずの技術だと思っていたのですが、とんだ大きな落とし穴です。
子どもの成長を考えたとき、子どもは楽に走る生物だと思うのです。もちろん困難に立ち向かう子どもも中にはいると思うのですが、大抵は楽に流されます。
しかし,苦労をしないと人間、なかなか成長しません。
子どものときは苦労をたくさんして、いろいろな壁を乗り換えて成長するものだと私は思います。SNSは、同じ嗜好の仲間に出会うためには便利なツールです。でも、それを使わないで仲間を見つけることで仲間の有り難みができ、大切にしようと思う心も育まれるような気がします。
やはり若いときはそれなりに苦労させた方がいいのです。SNSは大人になってからで充分ですよ。かわいい子には旅をさせろは至極名言だと思います。

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