東京ロックダウンに備えて マレーシアロックダウン時の私たちの生活
先程のオリンピック延期の記事をマレーシアで目にしました。
EU圏やアメリカでの都市封鎖の中、私はこの記事を読んでハッとすぐに頭をよぎったのは東京都心のロックダウンです。
これまでIOCによるオリンピック開催延期の承認が下りなかったため、その前に封鎖などはどうしても決断ができずにいるのではと予想していました。
ちなみに私が住むマレーシアでは既に1週間前からロックダウン状態です。
政府の判断はとても早かった。
今後もし、東京がロックダウンした場合の想定はだいたいみなさん予想がつくと思いますが、少しでもロックダウン時の生活内容が参考になればと思い急遽パソコンに向かって書いています。
特に小さいお子さんをお持ちのご家庭が心配です。子供を守りましょう。
さて、駆け足で書いていきます。
▶マレーシアでの現在のルール
・不要な外出は禁止とする
・守らなかった人は罰金(街中で警察と自衛隊が検問しています)
・食料品の調達、銀行、通院以外の外出は禁止
・食料品スーパー、ドライブスルーなどの持ち帰り、コンビニ、銀行、病院、ガソリンスタンドは午前7時〜午後7時までの営業としそれ以外は営業してはならない
・買い出しに行く際は代表者1名のみ
・学校は休校でオンライン授業のみとする
ざっとこんな状況です。
そして以下内容は大使館からの連絡内容。
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・活動制限令に鑑み,正当な理由のない外出を控えてください。
●マレーシア国防大臣によると,昨18日の活動制限令の遵守率は60-70%と低調であるとの認識が示されました。このため,今後,遵守の徹底に向けた法執行機関の取組の強化が予想されます。つきましては,活動制限令で認められた正当な理由を伴わない外出は控えてください。
●なお,活動制限令においては,特別な場合(具体的には,公務,必要不可欠なサービス(※官報内で列挙された22サービス)の営業,ドライブスルーや持ち帰り及びデリバリーによる食料の供給,食料や日用品の購入,医療を受ける又は保健省医務技監により許可された特別な場合)を除き,州内での移動(外出)が禁じられております。
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現在、我が家は妻と子供が2人で毎日家から出ず共に過ごしている状況です。
下の写真は街中での警察や自衛隊による検問の現場。
▶︎食料品や生活必需品の調達
国からの司令が出た直後はスーパーに買い出しは行かず、混雑を予想し2日後の昼過ぎにスーパーへ買い出しにいきましたが、在庫も補充されており特に欠品などの状況ではなく一通り食材は揃いました。
友人から聞くところによると初日の大型店舗は人が殺到しトイレットペーパーや水などは売り切れ続出だったそうです。
▶学校
インターナショナルスクールの情報になってしまいますが、
私の子供が通う学校は休校。オンライン授業も現在検討されているようで、他の学校でも既にZoomを使ってオンラインで授業を行っているようです。
スポーツの時間でもちゃんと自宅で運動するメニューが与えられオンライン上でクラスメイトも含めてみんな同時間に運動をしているようです。
パソコンと高速通信環境は必須になりそうです。
▶精神面の変化
1週間が経過し精神的にはさほど変化は無いように感じてはいますが、
自由が効かないことは多少ストレスに感じてはいます。
行動に制限があり、いきたいところに行けないこと。子供にとっても同様です。友達との約束もキャンセル。遊び方にも制約が生まれてしまいます。
親同士は明るく元気に笑顔でいないと子供まで暗くなってしまいます。
気をつけましょう。
▶我が家がやってよかったと思うこと
・まずある程度の現金を引き出しました。
・混雑時の時間を避けて事前に食材の備蓄を少しずつ進めたこと
(買い占めも避けられます。みんなで分け合う気持ちが大切。そして混雑時に買い物に行くと感染のリスク高まります。)
・小さな子どもはやることがなくなるので、これを機会に真剣に家での過ごし方や勉強を楽しくできるような工夫を親子で考えると良いかと思います。
よいコミュニケーションをとるチャンスです。
ちょっとしたことですが、今日の妻の行動に感動したので共有します。
妻が一人で朝からクラフトをしているかと思いましたが、こんな物を作っていました。
これは少しでも子供がやるべきことを楽しくこなせるようにとちょっとした遊び心で作ったようです。
すべてのフラグをやり終えたらちょっとしたオモチャをゲットできるという。
子どもたちは喜んで楽しそうに勉強したりピアノの練習したり、読書をしたりと期待通りすべてのTODOをこなしていました。
さすが妻だなと感心と感謝の念。
▶運動不足対策
運動不足にならないように自宅で動画を見ながらダンスしたりしてエクササイズもやっていました。私は37階建てのマンションを1階から屋上まで階段で上がったり、日課だった筋トレも自重で毎日やっています。
経済は大変な局面をむかえるかと思いますが、これは誰も変えようのない事実。不満や愚痴をいうばかりでは何も始まりませんし、前を向くしかない。
なんとか生き抜くためにも人と人が手を取り合い助け合い。本来の愛という知性を育むべき局面でもあるのではないのかと思っています。
日本のみなさん、世界のみなさんがいち早くこの難を乗り越えまた成長し平和な世の中になることを心から願いたいと思います。
共に乗り越えましょう。
少しでもロックダウンに備えて万全な生活環境を維持できることを祈っております。ピンチはチャンス。お互い頑張りましょう。
もしよろしければ周りの大切な方にもシェアしていただけたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
最後に、Stand.fmというラジオでも夫婦でマレーシアについてより詳しい情報をトークしていますのでぜひ遊びに来てください♪