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【152】一瞬の輝きを大切に:宇宙の時間で見る私たちの存在

宇宙の壮大な歴史を、もし1年間のカレンダーに例えたら、どんな感じになるでしょうか。考えただけでも、わくわくしますよね。宇宙の誕生から、地球の誕生、さらには私たち人類の登場まで、それぞれの出来事がいつ起こったかを、1年という枠に当てはめてみましょう。

宇宙は約138億年前、つまりカレンダーで言うと1月1日に宇宙が誕生しました。そして、この広大な宇宙の中で、地球は9月1日に誕生。この比較だけでも、宇宙がどれほど古く、地球の誕生がそれに続いたかがわかります。

そして、驚くべきことに、私たち人類がこの地球に登場したのは12月31日の21時30分。宇宙の歴史の中で見れば、まさに最後の最後、一年の中でもほんのわずかな時間に過ぎません。私たち一人一人の誕生は、さらにその最後の瞬間、12月31日の23時59分59秒に相当します。これを聞くと、私たちの存在がいかに短いものか、そして特別なものかが感じられるのではないでしょうか。

さらに未来を見てみると、翌年の4月30日には太陽が無くなるとされています。太陽の寿命は約100億年。太陽の誕生からすでに50億年が経過しているため、あと50億年で太陽が無くなってしまうのです。太陽が無くなるとき、地球もブラックホールに吸い込まれてしまい、全てが宇宙の塵と化してしまうのです。その頃には、他の星へ移住できるほどの技術が発達しているのかも知れませんが、それは今の私たちには想像すらできませんよね。

これほどの時間を考えると、私たちの生きる瞬間がどれほど貴重であるかを改めて実感します。宇宙のスケールで見れば、私たちの人生は一瞬の光に過ぎません。でも、その一瞬を輝かせることができるのは、私たち自身です。

私も、いつかは命が尽きる時がきます。いずれやってくる「死」という現実を考えて、ときどき虚しくなることがあります。でも、この地球にも命が尽きる時がきます。身の回りのモノはもちろん、美しい緑も、青い海も、みんな無くなってしまう時が来るのです。

だからこそ、今この瞬間を大切に生きることが、大切だと思うのです。いつかは寿命を終える私たち。そして、いつかは無くなってしまう地球。この青くて素晴らしい地球という星で、今を精一杯楽しんで、心置きなく旅立つ。これが、今の私たちにできることではないでしょうか。

★ワンポイント

宇宙の時間で見たら、私たちの存在はほんの一瞬。だけど、その一瞬を最大限に生きることが、私たちのできる一番のことです。今、この瞬間を大切にしましょう。

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