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【68】「迷い」は、行動するサイン?それとも待つべき合図?

私たちは日々、さまざまな選択に直面します。新しいことに挑戦するか、それとも今のままでいいのか。そんな時、よく言われるのが「何事もやってみなければわからない」という言葉です。しかし、これが常に正しいとは限りません。実際のところ、この考え方は半分だけ正解であり、残りの半分は間違っていると私は思うのです。

確かに、考えているだけでは何も始まりません。思いを行動に移すことで初めて、物事は動き出します。でも、行動を起こす前に「迷い」が生じる時、それは無視してはいけない重要なサインかもしれません。実は、私自身、「迷ったらやめる!」と決めています。その理由はシンプルです。もし本当にやりたいこと、やらなければならないことであれば、決して迷うことなくやっていますからね。

もっとわかりやすく言うなら、あなたがお腹をこわして早くトイレに行きたい状況を想像してみてください。(お食事中の方はごめんなさい…)
そんな時、まずは何よりもトイレを探すことを優先しますよね。たとえ途中にどんな誘惑があろうと、頭の中はもう「便器」一筋。とにかくトイレに向かって猪突猛進すると思うのです。そこに迷いは一切無いはずですよね。「迷いがない」というのは、そういうことです。

一方で、「迷いがある」ということは、「今はその時ではない」「その選択が本心からのものではない」というメッセージかもしれません。時には、その迷いに耳を傾け、行動を見送る勇気も必要です。なぜなら、迷いながら進めてしまうことで、望む結果に結びつかないことが多いからです。

自分の内なる声に耳を傾けること。それは決して簡単なことではありません。しかし、自分の感情としっかり向き合い、今できること、心からやりたいと思うことに集中することが最も重要なのではないでしょうか。無理に前に進むのではなく、自分自身との対話を大切にすること。これが、私たちが日々直面する選択に対して持つべき心構えかもしれません。

★ワンポイント

迷いは決断の敵ではなく、むしろ心が発する重要なメッセージです。迷った時こそ、自分自身の内なる声に耳を傾け、真に心から望む道を見つけ出すチャンスかもしれません。迷いを感じたら、それを大切にし、自分自身としっかり向き合う時間を持ちましょう。

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