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筋肥大以外に筋トレで得られる効果

近年のフィットネスブームで、筋トレをする人とそのイメージが大きく変化しました。

SNSやYou Tubeでその情報を発信する人も多いのですがその多くは、筋肥大(筋肉をつける)かシェイプアップ(引き締め?)に関する情報ではないかと思います。

しかし、筋トレにはそれ以外にもたくさんのメリットがあります。

これから加速する少子高齢化に向けて、老若男女問わず取り組む方がいいであろう理由を解説していきたいと思います。

メリット①骨の強化になる

筋肉が大きくなる、筋力が上がることと同様に骨も強くなります。

与えられた負荷に適応するのは筋肉だけでありません。
※靭帯もやや強化されるようです。

スクワットなどの種目はとくに重要なので年配の方や運動不足の方にはぜひとも取り入れていただきたいと思います。

女性は男性の10倍ほど骨粗鬆症になりやすいというデータもあります。
タンパク質やビタミンD、カルシウムなどの摂取に加え、筋トレで物理的な負荷もかけるようにするとなおいいと思います。

メリット②耐糖能異常の改善

耐糖能とは血糖値を正常に保つためのグルコースの処理能力を指す言葉です。

耐糖能に異常が起こる主な原因は、糖質の摂りすぎ、運動不足と言われています。
また過剰な糖質制限ダイエットによっても起こると言われています。
※ちなみに亜鉛やαリポ酸などのサプリメントを摂ると改善できます。

運動は血糖値を下げるために必要なインスリンに頼らなくても血糖値を下げれるという特徴があります。

耐糖能異常の予防と改善ができるということは、糖尿病などの生活習慣病の予防はもちろん、ダイエットにも効果があると言えます。

これまでは血糖値、耐糖能異常と聞くと肥満や糖尿病を想像することが多かったのですが、最近では糖質制限を長期的に行うことで一見痩せて健康に見える人でも耐糖能異常がある可能性が高くなるので注意が必要です。

メリット③高齢化に備えた体力の向上

私が最も声高に言いたいのが、この体力の向上です。

体力というと、持久力や筋力を想像する人がほとんどでしょう。

しかし、これは主に【行動体力】と言われるもので重要ですがこれだけでは不十分です。

行動体力とは、行動を起こす力、行動を持続する力です。

体力には【防衛体力】と言われるものが存在ます。

防衛体力とはカラダを守る力のことで、免疫力や転倒時にどのような反応ができるかといったものです。

少子高齢化社会の加速においてすべての国民に、体力の備えが必要だと思います。

両親や祖父母を支える我々世代が体力が必要なのはもちろんですが、高齢者にも転ばない、転んでも大怪我しない、自分でできる、風邪に負けないという体力が必須であると感じます。

どちらも、お互いのために日々の体力向上に取り組んでいきましょう。

これからは体力の時代です。


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