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鎌倉「本覚寺の百日紅」 【四季折々の花、草木】〈名所編 その47〉

人は年齢を重ねるにつれて自然の奥深さに気づき、「花鳥風月」の順に興味を持つようになるのだとか。

いつからか、仕事の取材先や趣味の登山の目的地へ向かう途中に「○○の○○」と呼ばれる花や草木にまつわる名所を見つけると、立ち寄るようになった。

これまでSNSに投稿した全国各地の名所(画像)を、その時季に合わせて紹介していく。

四季折々の花、草木〈名所編〉

その47「本覚寺の百日紅(サルスベリ)」

頭を整理したいとき、仕事の企画や構成を考えるときは、鎌倉の低山や丘陵をゆっくり歩く。

自宅を起点と終点に、「東勝寺跡」方面から「祇園山見晴台」「八雲神社」などを経て約2時間。

「祇園山」という山名は、八雲神社の旧社号「鎌倉祇園社」、あるいは「祇園天王社」に由来するらしい。

いい気分転換にはなったけれど、少し、物足りない…苦笑

(2024年9月8日13:10のFacebookより)

こちらは、自宅から「東勝寺跡」(祇園山ハイキングコースの入口)へ向かう途中に立ち寄った「本覚寺」。

「本覚寺の百日紅(サルスベリ)」は樹齢100年を超えるといわれ、「本興寺」や「極楽寺」などとともに、鎌倉における「百日紅の名所」とされている。

(2024年9月8日13:30のFacebookより)

【撮影日】
令和6年(2024)9月8日

【所在地】
神奈川県鎌倉市小町1-12-12

【メモ/雑学】
・「本覚寺」は日蓮宗の寺院。山号は「妙厳山」。
・開創は永享8年(1436)。
・創建について、宝永3年(1706)の「寺々境内開基年数改帳」(本覚寺蔵)は応永28年(1421)と伝え、「石渡新造左衛門之碑銘」は永享8年(1436)の開創、開山は日出(一条房日出/1381-1459)とする。
・佐渡へ配流された日蓮が、文永11年(1274)に赦免されたあと、一時滞在した夷堂跡と伝えられ、のちに日出の弟子・日朝(1422~1500)が身延山から日蓮の遺骨を分骨し、東身延と称したという。

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