東京「旧古河庭園のバラ」【四季折々の花、草木】〈名所編その33〉
人は年齢を重ねるにつれて自然の奥深さに気づき、「花鳥風月」の順に興味を持つようになるのだとか。
いつからか、仕事の取材先や趣味の登山の目的地へ向かう途中に「○○の○○」と呼ばれる花や草木にまつわる名所を見つけると、立ち寄るようになった。
これまでSNSに投稿した全国各地の名所(画像)を、その時季に合わせて紹介していく。
四季折々の花、草木〈名所編〉
その33「旧古河庭園のバラ」
【撮影日】
令和5年(2023)6月19日
【場所】
東京都北区西ケ原1-27-39
【メモ/雑学】
・旧古河庭園には約100種200株ものバラが咲き誇る。
・この庭園はもともと明治の元勲・陸奥宗光の邸宅で、次男が古河家の養子になった時に古河家の所有となる(当時の建物は現存していない)。昭和の戦後、所有権が国へ移り、やがて東京都が国から無償で借り受け、都立旧古河庭園として一般公開された。
・現在の洋館と洋風庭園の設計者=英国人ジョサイア・コンドル博士(1852~1920)は、旧岩崎邸庭園洋館、鹿鳴館、ニコライ堂などを設計した。
・日本庭園の作庭者=小川治兵衛(1860~1933)。は、山県有朋の京都別邸である無鄰菴、平安神宮神苑、円山公園、南禅寺界隈の財界人の別荘庭園などを作庭した。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?