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第4回【番外編】友達には聞けない選挙の話!

この番組は、考えたり言語化したりすることが好きな事実婚カップルのトシとミユが、恋愛や自己肯定感などちょっと真面目なことを一緒に考えているポッドキャストです。
noteではまとめ版を発信しています。

第4回では、番外編として選挙のときの情報収集について話しました。
実はこれ、1人で調べていた結果投票後にその候補者の欠点を見つけ、投票したことを後悔したというミユの経験から。
普段家族や友達と政治の話をするのはなんとなくタブーな気がしますが、皆がどう考えているかは気になる。

今回は、2人がどのように情報収集を行っているか、なぜ投票に行く人が少ないのかについて話し合いました。
(特定の政党や候補者については一切話していません。)

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情報収集の仕方

トシの場合

選挙サイトに出ている内容をチェックする。いくつかの政党で気になるところも調べておく。
重視しているのは個人より政党。政党に所属している政治家は政党の考え方に沿って動くので、同じ目的で動いている人たちが集まったときにどんなことが起こりそうなのかが重要だ。ただ、特定の政党にしか入れないということではなく、政党同士の関係性も考慮して投票先を選ぶ。

都知事選の場合は個人プレーの割合が大きいので、本人の訴えをしっかり確認する。都知事選の場合は立候補している人ごとに色がきちんと出ているので考えやすい。
この人が一番都知事になって本当に書いていることをやれそうかどうかと、やってほしいと思う人に投票する。


ミユの場合

選挙公報を基準に考える。一瞥して、明らかに自分の考えとは違うと思う人には×をつける。数人に減らしたあと、インターネットでその人のサイト、YouTubeで演説の内容や取材への受け答え、SNSでの評判を確認して最終的な候補者を選ぶ。
以前してしまった失敗は、広報だけを見て投票する人を選んだ結果、政党が作った内容だけで満足してしまって実際の候補者が見えていなかったこと。当確後のインタビューで自分の意見が言えず、その人に投票したことを後悔した。



選挙に行かないのは何故か

選挙に行ったところで感じる無力感

何万票単位で候補者が決まる選挙で自分の1票を投じたところで、この事態が何か変わるわけでもないし、世界が変わるわけでもない。そんな無力感に苛まれることがある。

例えばこの無力感を捨てることもできる。
投票はひとつのイベントで、18歳になると平等に参加チケットが与えられる。
チケットがあることで、または投票することで、政治の動きに敏感になることができる。それが長続きしなかったとしても、また何ヶ月か何年か後にはもう一度選挙が来て、また政治に関心を向ける機会になる。
政治を変えることではなく、イベントに参加することが目的になれば、自分が一票を投じた人が当選しなかったとしても悔しさや無力感を感じることがない。

またたとえば、この無力感とともに生きるという考え方もある。
自分が生きているこの地域で税金を払ってその恩恵を受けている以上、投票は義務であると感じる。
投票しないことは、住んでいる国や街とのつながりを断ち切ること。自分は意見することを放棄し、他の誰かが決めたものに自分は従うという
意思表示になる。
誰に投票するかということよりも、自分がこの街で生きていて、その街から受け取って、投票するという流れを作ることができることに投票の価値を感じることができる。


行くのが面倒なのではなく、調べるのが面倒

投票の手続き自体は数分で終わる作業だ。
期日前投票がメジャーとなった現在、選挙に行くこと自体のハードルはかなり下がった。しかし投票率が上がらないのはどうしてだろうか。

わたしたちは、選挙に行くことが面倒くさいというよりも誰に投票するかを調べなければならない面倒くささが大きいからだと考えた。

候補者それぞれに色があり、訴えもそれぞれ違うことから、ある程度のリサーチは必要だ。


二次・三次情報の恐ろしさ

人の意見を聞いて、一理あると思って投票してしまうと、意見をした人に加担してしまう感がどうしても出る。
それはSNSも然りだ。
SNSでの誰かの発言は、必ずその人の意図が混じる。だからその意図が含まれた意見を見て判断するのは危ない。切り抜きやまとめも吟味して信用に足るか見抜かなくてはいけない。




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