尊敬を感じられる人と仕事ができることは人生の幸福の1つだよな|#585D

昨晩、寝ようと思ったらDiscordの音声ラウンジにjさんがいた。

TCC2移行作業会の件で早く話を進めないとならない状況だったので、現在は「夜に仕事はしない」ルールで過ごしているが躊躇なく参加。

するとすぐにsさんもいらして、作業会の話の前にベーシック講座のことやお客さんが本当に困っていそうなことなどについて談笑した。これがまーおもしろかった。


仕事の射程

おかげさまで、私なりにTCAの活動をするにあたってどこまでをサポートする意識を持つのか?の射程のようなものが明確になった。それはなにもTCAの活動に限らず、個人をサポートする仕事全般にとっても重要なことだ。

ようは、そのお客さんの問題は「知識」や「ツール」で解決する話ではなく、その人が固有に抱えているマインドセットとか思い込みとか、過去の体験による傷なども含んだ、広い意味での「思考」の問題であるケースについてだ。

ここをたとえば「TCの使い方」の説明で解決することはできない。「TCを使っていれば解決する」可能性はある。しかし、そのために「適切に」使える必要はあるし、適切に使ったとしても解決が難しいケースにおいてはその解決を目指して様々な工夫を持った言葉を届ける必要がある。これはなかなか大変なことだ。

「そんなことまで俺の仕事ではない」と言っても責められやしないだろうが、「そんな領域までをも踏まえて対応できてこそ仕事」だと私は思う派で、在り方はそれぞれでOKだが、自分としてはその意識を持って実際にカバーできるようでありたい。

というか、私は昔からずっと顧客のその領域に対応しようとして仕事をしているので、これはいつもどおりの姿勢ではあるが、それがTCと絡めて新しいカタチが見えたことがよきであった。


いつも仮説を持っておく

で、こういった話ができる時間は脳と心の栄養になる。仕事であり遊びであるひとときだ。

sさんはいつも問題意識と仮説を持っていて楽しい。必ず何かの発見をその場にいる人達に提供される。それは職業柄だろうと思うが、私も意識したい。おかげでそれを受けてこちらも脳みそが動く。

そうして新しい発見や物事を見る枠組みが刷新される瞬間が私はとても好きで、ここは自分の個性だなーとも思う。

話は変わるが、私は雑談するのが好きだ。その「好き」の内訳は、①相手に何かしらの感動が起こるか、②自分が何かしらの味わいを感じるか、③自分が何か興奮できる発見があるか。の、いずれかが起こることが好きなのだ。どれもがない場合の雑談は、まあ、普通だ。嫌いじゃない。

中でもこの③の感性は自分らしいと思っていて、会話の中で自分なりに点と点が繋がって、これは見事だなと自分が思える解釈ができる時に深い快感がある。

それはべつに他者に伝わらなくても構わなくて、自分がわかったらそれで満足というものだ。人によって、それを理解や共感してもらいたいとか、それが他者にも伝わった時に嬉しさがあるとか、そういった好みの差があるように思う。私はそこに関しては自己完結型なのだ。

そういう気づきがあった昨夜はホクホクだったというわけだ。


相手をエンパワーメントする

sさんが退室してから、jさんと作業会の話を進めて想定外の形で会の内容が確定した。

この展開は直接話し合わなければ起こり得ないもので、メッセージで開催に向けてやりとりを進め続けていたらありえなかっただろうし、5倍はやりとりのコストがかかっていただろう。

やっぱりこういうケースではテキストでなくチョクのやりとりがいい。さっさと話すことが1番だなと、昨夜はそんなことを強烈に思った次第。

会話が必要だと思ったらもっと躊躇なく声をかけていこう。

それにしても、jさんと話しているといつも感動する。本当に人の心をすくうような言葉を使ってくれる。

今回、作業会開催に向けての進捗が遅くなっていた私は、自分が力足らずで申し訳ないという気持ちを持っていた。しかし話してみると、jさんの方もいそがしくて自分が動けてなくてすまんと、100%自分の責任でもってやりとりをしてくれる。この安心感と気持ちよさよ。

そんな言葉をもらった瞬間に私は、自分を責めて苦しくなっていたことにも気づき、フラットな心の状態に戻れた。これは自分自身の心の扱いの問題なのだが、そういうちょっと歪んだ心の形も整えられるような、明るく前向きな姿勢と言葉を「いつも」表現しているのが、jさんのすごいところの1つだ。


いい仕事がしたいね

というわけで、私も、プロジェクトに対してその時点ですぐにシェアできる課題と仮説をいつも携えていたいし、相手の心を整えられるような言葉を使えるような人になりたいと思う。あと会話が必要だと思ったら躊躇なく誘うことだな。

やりとりしていて、いつも学びがある。尊敬を感じられる。そんな人と仕事ができるということは人生の幸福の1つだよなと、過去にも何度か書いた気がするがまた今日も思ったので記事に残した。

いい仕事がしたいなあと思うこと、その感情自体が幸福だ。

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