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006 | ひまをつくる

note365日連続投稿チャレンジ6日目。

今日のミーティングで出た話題。

「なんのためにタスクをこなすのか?」

生きていれば色々な「仕事」をやることになる。たとえ「やりたいプロジェクト」であっても、その中にめんどくさいタスクや嫌なタスクはいくらでも発生する。

そういったタスクに対しても、「これはやりたいことなんだ」と言うのは、「自分に嘘をついている」ようでどうもスッキリしない。そんな話の中で。

余白

「なにもしない時間を取る」ことは、今我々が思っている以上に重要なことではないか?という展開になった。

ちょっとスピリチュアルな話で、たとえば本棚。けして棚を一杯にしてはならない。本が入るスペースを少しだけあけておくとで、そこに「いい本」が入ってくるのだ。これはたしか本田健さんから聞いた。

同じように、生活に「余裕 / 余白 / 暇」といったものを持っておくことが、いい仕事やいい活動を引き寄せるポイントの1つで、それによっておもしろそうな話が現れるし、そうだからこそ「すぐにとりかかることができる」。そうして偶然からよりよい未来が開いていく。

この「余裕のある状態」でいることを、我々はもっと重要視した方がいい。これがない状態=息が詰まっている状態は、遊び幅≒伸び代がなく、その生活の延長には理想の未来はない(かもしれない)。

わりとブラックボックス化している「クソいそがしいハズの敏腕社長がいつも時間がある件」。この謎が解けそうだ。


密度は上げ続け、余裕は保ち続ける

やりたいことに次々と手を出していくと時間の余裕がなくなるが、これはだからといって「手を出すことをセーブして余裕を作ろう」という話しではない。

実はそういうアプローチでは、数を絞ったとしても余裕は生まれないことがほとんどだ。数をいうなら逆に、もっと放り込んだ方がいい。

その時の試みとして、「水でいっぱいのコップにさらに水を入れようとする」仕方では余裕は生まれてこない。これでは息詰まってしまう。

必要なのは「コップのサイズを大きくする」アプローチだ。これはマインドの話しなので具体的な方法論は出しにくいが、密度をどんどん上げながらも余裕は保持しつづけるという考え方だ。

有名な「天井にぶつかったノミの話」そのもので、気づきや視点の転換によって現状は一瞬で切り変わる。余裕を生み出すのは物理的なタスクの多寡や余剰時間の量ではない。1時間は常に1分間の60倍の価値があるとは限らない。人は3次元以上の存在だ。

今日のミーティングで、やりたくないタスクの「やる理由」「やり方」「やった先に手に入るもの」が明確になり、納得ができた。この発見によって圧倒的に泥臭く、即断即決で実行できるようになるかもしれない。


手を空けるために全力でタスクをこなす

「なんのためにタスクをこなすのか?」それは「手を空けるためだ」というのが今日の結論になる。

手を空ける理由は「経営者として本当にやるべきことをやるため」であったり「より成長するため」であったり「未知のモノゴトと関わるため」であったり、様々だ。

その仕方は「単純に仕事を終わらせてしまえばいい」のではなく、中身の構造はちょっと複雑。密度と余裕の均衡が重要なポイントになる。

それらをごちゃっと新しいゲシュタルトにまとめて、シンプルな言葉にすると「手を空けるために全力でタスクをこなす」となる。

ぱっと見、夢も希望もない言葉だ。サボり癖のあるサラリーマンが好みそうなメッセージにも見えるが、そういったものとは内実が違う。外側がなんの変哲もないからこそ、そうそう中身の威力には気づけない、そんなもの。

実感としては検証するまでもないけれど、一ヶ月後にまた報告したい。


✑120分


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