#220D|こんな気持ちになろうとは

漫画「呪術廻戦」本誌のネタバレなので、コミック派の方はお控えください。note365日連続投稿チャレンジ220日目。ただのオタク記事。

こんな気持ちになろうとは

呪術廻戦という漫画がかなり好きで、これは今もまだ連載を追っている数少ない漫画だ。ダークファンタジーと宣伝されているけれど、なんかその表現はしっくりこない。「呪術師(能力者)」が「呪い(モンスター)」を祓うという戦闘系の漫画だ。

どんな内容かは今日は重要ではないので説明はしない。漫画を読んでいてこんな気持ちになるんだなーという話を手短に記録したいと思う。


さて本誌連載では、ここ何週間かは「現代最強の呪術師(味方側のトップ)」が「呪いの王(ラスボス)」と戦っていたのだけど、本日ついに決着がついた。

呪術師敗北(死)。

そういう展開もあることは当然な流れで、全然予想できなかった、なんてわけはないのに、この気持ちはなんだ。

まさか本当に負けるなんて。ましてや死んでしまうなんて。負けることもあるっしょ、といいながら、リアルには信じられていなかった。

この衝撃は「なんだかんだ相手がラスボスといえど、この現代最強の男が負けることはないだろう」と思っていたことをわからせてくれた。

驚きとショック。胸にぽっかり穴が空いたような喪失感に陥り、頭の中で走馬灯のように彼のこれまでの発言や活躍や笑顔が浮かぶ。

これって、まさに漫画のキャラクターたちの気持ちじゃないだろうか?みな、どこかで「あの人が死ぬわけない」と、心のなかでは思っていたはずだ。裏切られたようですらあるショック感。偉大な人間がこの世から失われた哀悼。


いやいやウケる。べつにそこまで特別に彼を「推し」ていたわけでもなかったのに。そんな五条悟の死がここまで心に迫るとは果たして何事か。

これは、無意識的に彼の印象をそこまでのものとして読み手の心に植え付けた作者の偉業、もしくは術式。ブラボーというところだ。

とにかく、何度本誌を読み返したことかわからない。何度読んでも確実に死んでいる。胴体が真っ二つである。

いや、彼は胴体を真っ二つにされても頭が無事なら再生できる能力がある。なので、ワンチャン来週復活するのでは?という期待も持ったが、最終コマを細かく見ると、わかりにくい表現だがきっちりと頭もぶっ潰されているように見える。

終わった。ぬかりないお仕事。そうであれば、凡ミスもなく「呪いの王」の完全勝利である。


かっこいい人だった。五条悟がいなくなるとは思わなかった。これからどう生きていこうかと、自分の今後の身の振り方を考えさせられる気持ちだ。

次に戦地に投入されたのは「雷神」鹿紫雲一。(ここの表現もイイヨネ)彼のキャラクターも能力もけっこう好きだが、いずれにせよ五条悟は死んだっぽい。何か1つの物語が閉幕し、お通夜のような気持ちが生まれている自分にめっちゃ驚いている。

これからどう生きていこうか。


※これは漫画の話です


✑裏note:28分|1200文字
✑表note:89分|1600文字

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