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連載(いったん)終了のお知らせ

先日50本目を公開した「a man with NO mission」ですが、当初の予定通り、これにて連載をひとまず終了とすることにします。長期間にわたってお読みいただき、本当にありがとうございました。

( ↑ さぁ、今すぐおさらいだ!)
(私が好きなのは40「遊園地」とかだ!)
(きみが好きなのはなんだ!)

このシリーズは自分でもかなり楽しんで書きました。

人気がうなぎのぼりでファンも激増、というわけには(まったく)いきませんでしたが、好んで読んでくださる方も極々少数いらっしゃったようですし、自身を見直す機会にもなったりして実りの多い連載でした。

このシリーズを書いていると、ときどきどこか余技めいた感覚があるというか、楽(らく)してるんじゃないか(枚数的に長いとかもっと手応えのあるものに取り組んだ方がいいのではみたいな)という気がしたりしたのですが、これはですねしかし、よく考えてみると、要するに「自分の得意なことをやっている」という、ただそれだけのことだったんですね。

まったくびっくりだ。

「なんだ、おれは普段わざわざ得意じゃない(したいして好きでもない)ことをやってるのか?」というようなものですが、それはどこかでyesなんですね。「しかもそれを熱心にやっているのではないか? 色々なことを犠牲にして、膨大な時間をかけて?」そう、多分それもyesなのです。仕事でもないのに。

私という人間は、いつもこのような形で損をしているんですね。ピントがずれているというか。しかし、これはもしかしたら致命的なことかもしれませんよ。

それはともかく――。

この「a man with NO mission」ですが、連載はいったん終了ということにしますが、何しろ主人公を「男」にするだけで、たちどころにこの掌編集に組み込むことができるという、手放すには惜しいシリーズです。

とりあえずしばらくは休んだのち、不定期ででも続けていけたらと、そんな気がしています。

そうさ、得意なことをやって何が悪い――、と私はなぜか自分に言い聞かせるところからはじめなければならないのです。きみはどうだ。

というわけで、この短いテキストを連載(いったん)終了のご挨拶とさせていただきます。



お前があいつを好きだろうが好きじゃなかろうが!

あいつは必ず戻ってくるぞ!

油断するな!



そういえば、「みんな誰かの盗っ人なのさ――。」のキャッチフレーズでお馴染みの(←今思いついた)、連載中の長編脚本「盗っ人たち」ですが、こちらも明日の更新が最終回となりますので、どうかよろしく!


「a man with NO mission」と「盗っ人たち」という巨大連載が二つも同時に終わってしまって、noteにまたしても冬の時代が来ますね。そして二度と春が来ないまま、ゆっくりと終わっていくんでしょうね。あとには何も残らないんでしょうね。悲しいですね。



いただいたサポートは子供の療育費に充てさせていただきます。あとチェス盤も欲しいので、余裕ができたらそれも買いたいです。