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若鶏半身揚げ

御殿場駅前の居酒屋「酒蔵 五月」で若鶏半身揚げをいただいた。
注文すると「ちょっとお時間かかります」と女将が言う。
「お願いします」と返すと、女将が奥の調理場にいる
大将に「半身揚げ・・頂きました!」と声を掛ける。

しばらくすると、調理場から「ジュワー」っという、恐らく私が注文した半身が油に入れられて揚げ始められた音がしてきた。
その音を楽しみながら、焼き鳥ともつ煮込みを焼酎で食す。

「お待たせしました」と出されたお皿には、食べ易く捌いた熱々の半身が盛られていた。
一口口にすれば、パリッとした衣と皮の存在を感じ、噛み進めていくとしっかりとした下味の旨味と程良い塩気が口に広がっていく。更に噛み進めていくと、ふっくらした柔らかでジューシーな身を感じ、感じた瞬間に身が骨から離れていく。
全てを噛みしめてそれらが喉元を通り過ぎた後から焼酎が追いかけていく・・・。

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