外国人は四国を「島」と見る
こんにちは! 四国のまんなか、古民家を改装した貸切宿『一軒宿さめうら』です!
開業してから半年ぐらいですが、やってみて意外だったのが、泊まられるお客様の半分ぐらいが外国の方だったんですね。
そりゃ、浅草とか京都とかでゲストハウスをやっていたら外国人が来るのも分かりますけど、四国の山の中の、日本人でも、っていうか高知県民でも来たことのないような場所ですから。まさか、外国の人が来るとは思っていなかったんですが。ふたを開けてみたら、半分くらいは外国の方。
外国のお客様と話していて分かったのは、彼らは「高知県」に来ようと思っているんでは無いですね。「四国」を観光しにやってくる。そして、うちは四国のまんなかにあります。外国のお客様は、四国のどこに行くにもちょうどいい、という動機で泊まられる方が少なくない。
外国人にとって、四国って「島」なんです。
高知とか愛媛とか、どうでもいい。「四国島」を観光する、ってイメージです。日本人だと「高知観光」「徳島旅」とか、都道府県単位になりますけど、外国人だと「島」単位なんだな、と。
そりゃ逆に考えたら、私たちもインドネシアのバリ島に行こう、とは思うけど、バリ島の○○県(たぶんあるんでしょう)に行こう、とは思いませんからね。なるほど、四国島か、と思ったわけです。
と考えると、もっと「四国」という単位で観光キャンペーンとかも、四県が手を取り合ってやったほうがいいんじゃない・・・?とか思うんですが。
これ、四国あるあるですけど、四国って、まとまりが無いんですよ。「私は愛媛出身」とか「高知出身」というアイデンティティはあっても、「四国出身」という気持ちは無い。
九州って、まとまりがあるでしょう。「九州出身なんですよ」とか「九州男児」とか言うじゃないですか。でも「四国出身」って聞かないでしょう。みんな県名になるでしょう。四国って、そういうところなんです。
だから、四国全体で、というのは歴史的に無いのかもしれないけど、そんなこと知らないインバウンドのお客様にとっては「四国島」なんだなぁ、と思ったわけです。
私たちの住む町も「高知県」で考えると、高知の端のほうなんですが、すぐ隣が愛媛であり、徳島でもあるという、「四国のまんなか」です。高知市に行くより、瀬戸内海に行くほうが近かったりしますからね。
という「四国島」のまんなかで民泊をやっておりますので! 「四国島」観光の際には、ぜひ遊びにいらしてください~!