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第44週:大丈夫です/ワーキンググループ/しば餅

2023年7月31日(月)

・リソグラフのワークショップは高知学芸高校の美術部と企画を進めているが、日本語サロンのつながりから、高知国際高校の学生さん3名も手伝いに来てくれることになった。イベントの運営にも興味があるらしく、会場の準備や当日の運営スタッフもやりたいと連絡をくれた。「朝8時半から、1日のイベントだけど大丈夫?」と聞くと「大丈夫です」と返ってきた。なんとも心強い。(M)

2023年8月1日(火)
・料理ワークショップの内容が決まってきた。今回はハラール料理の弁当屋さん「ハラルハウス」のファニーさんに先生になってもらい、インドネシアの文化と料理を教えてもらうことになった。チラシを作成するため、ファニーさんにプロフィールや料理の写真を送ってほしいとメールをする。日本に在住して約20年のファニーさんは、メールの返信も早く、的確!さすが。(M)

2023年8月2日(水)
・「土佐市商店街等振興計画 第1回ワーキンググループ」に参加。商店街の活性化を目的に高岡地区と宇佐地区の事業者さんや学校関連の方々、地域おこし協力隊などが参加し、各地域の抱えている問題や課題にどう対応していくかを考え、最後には具体的な取り組み内容についても検討するという5回のワークショップの1回目。

・冒頭、講師の方が話した「活性化がうまくいっている地域は、こういったワークショップを自分のこととして取り組んでいた地域だった」という言葉が印象的だった。当たり前のことだけど、それをどのくらいの人(地域)がやっているのだろう?成功するかどうかの結果だけでなく、まずは気持ちを持って取り組めるかという基本的な部分。せっかく参加するなら、おもしろい場にしたいし、いろんな人と意見を出し合いたい。

・初めてお会いする事業者さんも多く、その方たちと現状の土佐市の強みや弱みなどについて意見を出し合うのは、思いがけない反応があったり、知らなかった土佐市について教えてもらう機会になったりと刺激的だった。中には実習生を受け入れている事業者さんもいて、私たちの活動についても少し話す機会にもなった。今回は現状を把握する回。次回は取り組み内容の洗い出し。(M)

2023年8月3日(木)

・日高村で開催している「地域おこし協力隊のまるわかり展」を見にいく。現協力隊のケルビーさんと加藤さんに展示を案内してもらう。日高村には17名(!)もの協力隊が在籍していて、トマトやハーブを育てたり、ドローンを飛ばせる人がいたりと個性的で賑やかな雰囲気が展示から伝わってきた。木のフレームにそれぞれの協力隊の紹介が印刷されたユポ紙を張るという展示方法もきれいだった(展示は加藤さん企画)。

・ケルビーさんからは、彼女が日高村で運営している日本語教室のことや最近開催した実習生たちとの料理イベントのことを教えてもらう。雇い主さんとのやりとりや、実習生の関わり度合いなど、私たちの活動でも取り入れることができそうな点がたくさんあり参考にさせてもらう。さまざまな活動から刺激をもらった日高村訪問だった。(M)

2023年8月5日(土)

・朝8時から北原まつりの準備のため北原小学校に向かう。約4年ぶりの開催だけれど、台風が近づいているため天気が不安定。運動場ではなく、体育館での開催に切り替えることになった。

・会場の準備が終わってからは、地元の女性会による「しば餅」づくりに参加させてもらう。まつりの会場で販売するために、200個ほどつくるとのこと。このしば餅、私の地元である三重県では「かしわ餅」と呼んでおり、地域によってお餅を包む葉っぱの種類が違うらしく、呼び名も変わるらしい(関西では入手しやすいシバの葉を使う)。シバは、柏の葉よりも少し厚めの葉っぱで、丸めの形がかわいらしい。餅づくりの会場では、何百枚ものシバの葉が用意されていて、なんでも近くの山を1-2時間めぐったら集まったとのこと。昔は「取り合いであんまりなかった」という話も。

・あんこを量って丸める係、餅の生地をこねて適当な大きさに取り分ける係、あんこを生地で包んで丸める係、餅を葉っぱで包む係に分かれて作業を行う。みなさん、手際よくもくもくと手を動かし、あっという間に葉っぱに包まれた200個もの餅がスタンバイ。これらをせいろに入れて、葉っぱの色が変わるまで蒸すと出来上がり。初めての餅づくりも、作業中のなんでもない世間話や昔のまちの話も楽しく、いい時間。

・地元の祭りだし、そんなに人は来ないんじゃないかなと勝手に思っていたのだが、夕方に会場に行ってみると、小中学生を中心にたくさんの人が集まっていて驚いた。賑やかだ。終盤にはビンゴゲームがあり、会場の盛り上がりはマックスに。子どもたちは番号が読み上げられる度に、前のめりになっていて、その様子を見ているだけで楽しくなってくる。忘れかけていた祭りの雰囲気を感じることができた。(M)

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