- 運営しているクリエイター
#規模の経済
BCN 視点 #22 「セールスフォースの決算と規模の経済」 (2009年3月23日)
2月25日に、セールスフォース・ドットコムが2009会計年度の決算を発表した。年間の売上高は前年度比44%増の10億7677万ドルで、ついに10億ドルを突破した。純利益も4343万ドルで、前年度の2.4倍になっている。また、利用企業数は1年前と比べて35%増の5万5400社、有料利用者数も150万人超であると発表されている。
今回の決算を分析すると、セールスフォース・ドットコムのいろいろな状況
BCN 視点 #17 「ネットスイートの決算からみえるもの」 (2008年3月10日)
昨年12月20日にニューヨーク証券取引所に株式を上場したSaaSベンダーのネットスイートが2月14日に2007会計年度(期末は07年12月31日)の決算を発表している。売上高は前年の6720万ドルから61.5%増加して1億854万ドルと順調に業績をのばしている。しかし、純損益をみると、昨年(3572万ドルの赤字)よりはかなり改善しているのだが、2391万ドルの純損失を計上している。
この数字
BCN 視点 #16 「SaaSビジネスの成否を分けるもの」 (2007年11月19日)
SaaSがブームになっている。あちこちでセミナーが開かれ、専門誌に特集が組まれたり、解説本が書店に並んだりしている。しかし、このブームは、あと1年かそこらで終わるだろうと予想している。それは、高い利用料や使い勝手の悪さが原因で失敗するSaaSが出てくるからだ。おそらく専門誌は「SaaS失敗事例」とか「SaaSの落とし穴」といった記事を載せるだろう。
しかし、それでSaaSが消えてなくなるわけ
BCN 視点 #14 「SaaSの衝撃はどれくらいか」 (2007年5月28日)
最近、急にSaaS(Software as a Service)に関するニュースや解説記事が増えたような気がする。SaaSとは、簡単に言えば「従来、ソフトウェアが提供していた機能を、インターネットを通じサービスとして提供(販売)する仕組み」である。
つまり、ベンダーが開発したソフトを、ユーザーが保有するハードウェアにインストールして利用するのではなく、ベンダー側のサーバーにインストールして