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現場で変わるコミュニケーション環境とは?「心理的安全」のすすめ

前回投稿した食品工場を例に「人が育つ工場環境とは」という論点で執筆しました。そこでは、企業理念のベースともなる「3S」を軸に現場が活性化する可能性について主観を述べさせて頂きました。

が、一点、従業員間の関係性要素において重要な点を逃していました。

ただ単に企業方針で3S活動をしていくだけでは人は変われません。そこにはやらされ感や弱肉強食関係が発生します。ここでも大事なのは人と人との関係性です。
「心理的安全」という言葉でコミュニケーションを強化する点を補足しておきたいと思います。

心理的安全とは、「関連のある考えや感情について人々が気兼ねなく発言できる雰囲気を指しています」。
現場改善を新たに行っていく際、従来のようなピラミッド型ではなく横一線的な目線が必要となってきます。かと言って必ずしも意見が一致しなければならないというものでもなく、プレッシャーがない環境という意味合いでもありません。反対意見等を活発に言い合い、お互いに意見を尊重しながら作り上げていく環境を指しております。
3S活動においては、改善点を洗いだし解決・手段を見出していくプロセスが重要なので現場の中ではこのような環境が相応しいと思っております。

関心のある方は以下の書籍もおすすめします。色々な職場でも参考になる組織論の一つだと思います。



https://www.amazon.co.jp/チームが機能するとはどういうことか――「学習力」と「実行力」を高める実践アプローチ-エイミー・C・エドモンドソン/dp/4862761828

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