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ドラッカー流:部下の自己実現を考える

 ドラッカー教授は「組織は社会的な手段」つまり、「道具」であると位置づけました。
道具であるからには必ず目的があります。第一に社会において特有の使命を果たすこと、第二に組織に属する一人ひとりの自己実現を助け成長させること(書籍引用)。

 私達が日々の業務を行う上でチームメイト(もしくは部下)には、それぞれの役割を与え、その仕事を通して成長を感じて頂く必要があります。スキルや経験だけではなく、その人それぞれが人間力を鍛えていくことで成長します。そして、そのような環境を与える事がとても重要なわけです。
 

 私がドラッカーの書籍を読む中で印象的だったことは、「組織は道具であり、個人の成長過程で会社という道具がある」というメッセージでした。そしてマネージャー職である私には「仕事のプロセスを評価することが重要で、人を評価してはいけない」ということも心に突き刺さりました。現在もそうなのですが、人の成果が好ましくない時、どうしても人を評価しまいがちなのです。。しかしそれは過ちで、どうしてそのような結果になったのか、プロセスはどうだったのか、という形で仕事の評価を視点におかなければなりません。この点は常に意識をおいていきたいところです(当たり前のことなのですが)。

 私自身はこれらを克服すべき、以下の書籍から「問い」を頂き課題に取り組んでいます。

問い1. 部下に仕事を頼むとき次のどちらを重視していますか?
①仕事の内容や方法を詳細に伝えることですか?
②仕事の意味や目的を伝えることですか?

問い2. 部下に「今の仕事で、何に挑戦したいか」を尋ねたら、どんな答えが返ってくるでしょうか?

問い3. 部下に「今の仕事で、自分の役割は何だと思うか」を尋ねたら、どんな答えが返ってくるでしょうか?

 問い1に関しては、一見当たり前とも思える答えが自身には感じるのですが、一日を終えて振り返った際に見直す点は多々あります。納期がある中で目の前の業務に応える事を優先して、ついつい駒のように使ってしまうことだってあります。全てに正解があるわけではありませんが、常に意識をおくことで改善ができるのではないかと思っています。
 問い3では、現在人事面接を前に宿題として部下に質問しています。どのような回答があるかは楽しみですが、仮に悩んでいる部下がいれば一緒に考えてみたいと思います。

 とにかく動機付けが大切で部下を操ろうとしないこと、よく話して一緒に考えて目で見える形で残していくことでチームビルディングを図っていきたいと思います。

 今回は部下の自己実現について書いてみました。今日はどこも快晴ですかね!みなさん、良い週末をお過ごしください。

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