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4月1日、lubuntu 14.04をセットアップ

Windows XPがプリインストールされたコンピュータを持っているのだが、普段は使うことがない。Windowsタブレットをメインで使っているせいもあるが、古いコンピュータのためハードディスクの音、冷却ファンの音、底面の熱、そんな旧型なので使う機会は減っていた。

あるとき、ハードディスクがいっぱいになり、クリーンアップを試みたが大して改善されなかった。仕方がないのでリカバリをすることにした。

リカバリCDからリカバリをするのだが、途中でコンピュータの電源が落ちてしまった。最初、何が起きたのか分からなかったが、再度チャレンジ。しかし、結果は同じでちょうど同じタイミングで電源が落ちた。

「終ったかもしれない」

以前にも同様の現象を経験したことを思い出した。そのときは、確かハードディスクを別のコンピュータに入れ替えてリカバリを行い、ハードディスクを戻してからセットアップする、という作業をした。しかし、今回は代役のコンピュータがない。

「終った」

それからしばらく経ったある日、ubuntuのことを思い出した。

コンピュータのOSといえばWindowsやMac OSが一般的だが、若干専門的なLinuxというOSが存在する。LinuxはUnixベースのOSであり、オープンソースのため様々な種類が多様にある。そんな中「ふるいコンピュータでもサクサク動く」「OSそのものが軽い」というLubuntuを見つけた。

ダウンロードしたOSをCDからリブートしてセットアップを行うのだが、途中でスリープ状態になってしまう。再度、セットアップを行うもやはりスリープ。コンピュータのCPUはCentrinoのためか、ひ弱すぎてムリのようだ。ところが、PentinumMでもセットアップできるというサイトを見つけた。

リカバリCDからセットアップを行い、コマンドを打ち込んでインストールを開始するという方法だ。半信半疑だったが、無事にセットアップは完了した。

Lubuntuが起動しOSのみの環境が完成したが、漢字変換が使えないようだ。

Linuxは欲しい機能があったらググッて自己責任でインストールする、というのが基本だ。漢字変換も追加した。

「ネットさえできればこと足りる」コンピュータでいいと、ブラウザソフトのFirefoxだけでいいかと思ったが、プリインストールされたアプリケーションのクリーンアップも含めて下記を行った。

ここまできて、コンピュータから音が出ていないことに気がついた。ボリュームコントローラーを調整してみるがまったく音が出ない。

スピーカーから音は聞こえないようだが、イヤフォンを挿すと音が聞こえているのは確認した。サウンドボードがLubuntuに対応していない、ということだろうか。

時間と労力をかけて、ようやく古いコンピュータを一応快適に使える状態まで持っていったかのようだったが、最後の最後に残念な結果となった。YouTubeなどのネット配信はスマートフォンやWindowsタブレットだったりするので「いらないといえばいらない」が、音が鳴らないというオチがついた。


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