カメラを向けるということ

「撮る人」スタッフ・フォトグラファーの鮫島進矢です。

私は自然を撮る際、美しいと感じた瞬間を収めるため、情熱の赴くままに夢中でシャッターを切ります。そこに遠慮やためらいはありません。

一方、ポートレート撮影におきましては、カメラマンは言うなれば「カメラを向ける人」であります。そして、その先には、必ず「カメラを向けられる人」がいるということでもあります。その両者のあいだには情熱の他にリスペクトが必要不可欠であると思うのです。

ポートレート撮影は「カメラを向ける人」が、「カメラを向けられる人」の立場、気持ちに寄り添うだけでも自然で温かな写真が撮れると思います。

そのような写真からは、お互いの心が写り込んでいるような印象さえ受けます。

難しく考える必要はありません。人の感情は伝播します。「カメラを向ける人」も「カメラを向けられる人」も、まずはご自身が撮影を楽しむところから始めるのはいかがでしょうか？きっと、お相手も自然と楽しくなってくるはずです。

今回「撮る人」でモデルを務めて頂く山上ひかりさんは、カメラマンとモデルの距離感をとても大事されています。また一枚の写真から関係性を感じさせる豊かな表現力にはいつも驚かされます。それは、山上さん自身が撮影した写真からも感じられることかと思います。

「撮る人」は「カメラを向ける人」そして「カメラを向けられる人」の両面から写真と向き合い、写真との楽しい時間を感じて頂けるような撮る場所でありたいと思います。

皆様のご参加、心よりお待ち申しております。

お問い合わせ・お申込み→toruhito.info@gmail.com