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とおるメモ2

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以前はコーヒーを飲みながら考えていたようなことを書いていましたが、いまはビールを飲みながら書いていまふ。ひっく。
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#掌編小説

記憶を捨てよ、町に出よう

記憶を捨てよ、町に出よう

カレンダーからアラームが届いた。健康診断を受けに行く時間だ。家族はすでに外出しているらしく、家には私しかいない。ダイニングテーブルの上に、ピザ屋のチラシが置いてあって、クーポンがすでにちぎられている。私は窓を閉め、鍵をかけて出かける。

病院までの移動経路を検索する。最短経路は最寄りの駅から電車に乗り、五駅先で降り、そこからバスで終点まで乗るのが最短経路だという結果が出た。続いてバスの乗り方を検索

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おしゃべりなぬいぐるみと無口な両親

おしゃべりなぬいぐるみと無口な両親

 「お誕生日おめでとう」とパパとママがプレゼントしてくれたのは、まるっこい小熊のぬいぐるみだった。やわらかい服を着ていて、一番上の襟元のボタンだけ黄色くて大きい。私はプリンと呼ぶことにした。
 「プリン、こんにちは」と言うと、プリンも「こんにちは」と言った。ママがあの映画みたいだねと言うと、パパはあんなに下品じゃないよと笑った。

 プリンは毎朝「おはよう」と言って、起こしてくれる。テレビを見てい

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