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英語力0(中学1年英語も絶望的)からTOEIC500点越えまでの道のり

introduction


 某大学の医学部大学院博士後期課程に進みたい!と思い、受験要項を見ていたら「Toeic500点以上が最低ライン」ということを知りました。Toeic500点ってどれくらいのレベルなん?がそもそもわからない私。

調べてみると…
・”toeic500点〜550点で英検2級レベル”
・”英語の複雑な会話ではうまくコミュニケーションを取れない場合もあるが、普通の日常会話では問題なくやり取りができるレベル”
・TOEIC 200点の場合、目標達成までに必要な時間:500〜700時間の勉強時間を確保が必要(Toeicはほぼ4択問題で990点満点。アプリで推定値計算したら見事に250点。どれにしようかな…と同じ状況♡)


まじかーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!‼!‼(ほかの大学では、650点、600点というところもあり、私の志望する大学はまだ良心的。TOEIC500点は英語を勉強している人からすると決して高くないけれど、英語を勉強してこなかった人からするとそんなに簡単に取れるレベルでもない。

大学教員になったからには、いつかは英語を勉強しなきゃいけない、むしろ英語話せたり、読めたりしたらかっこええなぁ(浅はか)と思っていたので、『コレヲキッカケニ』とは思いましたが、調べた途端、鼻血が出たとか出なかったとか…

で、このお話は「なんとか1年かけてToeicで目標点数とれました!‼!‼!」を報告するわけですが、前提条件をお伝えしないと気持ちが入って読めませんよね。だって「そりゃあなた大学教員なんだから、できないできないって言ったって謙遜で、ある程度英語できるでしょ~」とか「男性だし、仕事や勉強に全振りできるんでしょ~」とか思ったら、読む気失せますもんね。ということで、前提条件をどーぞ!‼!‼

尾無の前提条件

★英語力0
私は本当に英語が分かりませんでした。
今もわかるとは言えませんが、しっかり意味が分かる単語はおそらく100単語程度で、単語帳を始めて購入した時は絶望を感じました。だって、英語脳が真っ白だから、全てが記号に見えていて、「」だから「」は「」なんだ~なんて、関連づけて覚えることができず、全ての単語と「あ、初めまして」だったからです。恥ずかしながら状況としては、英語を勉強したことのない中1の4月。

一方、文法の方はというと、中学1年生のテキストから始めましたが、余裕で間違えまくる。何でこんなにできないのかと振り返ると、私は高校も大学も推薦&AO入試で通過しており、まさに「学力」を磨いたことが無かったから!!(な~んて威張って言う事ではない…)繰り返しになりますが、恥ずかしながら状況としては、英語を勉強したことのない中1の4月。

★WORK&LIFEの状況
「Toeic600点超えました!!」と書かれているブログなどの中には、大学生、大学院生で勉強する時間が比較的ある人達だったり、家事や育児というタスクが無い状況で勉強できる状況がある程度整っている人も多くいらっしゃいます。

しかし、私は大学教員で仕事はもちろんのこと、朝夕は当時小2、年長の娘、2歳の宇宙人(宝息子)の育児及び家事に追われています。

仕事をしながら家事育児もしている人がひねり出せる時間には限界がありますよね。その状況での学習法ですので、同じ状況の方に役立つのではないかと思い書き書きしております。



以上の前提条件から、7ヶ月(8月から勉強を開始し、3月受験)でTOEIC250点→500点を目指すこととしました(しかし、結論、3月受験で460点、5月受験で480点、7月受験で500点と目標達成までは約1年かかりました)。

単語マン尾無

まずは、単語。
TOEICの勉強の仕方、みたいな動画や本を2、3覗きましたが、どれも書かれていることは一緒。「まず学習すべきは単語」。

そうか~、と思い、まずはターゲット1400を購入。この本の一番優秀なところはアプリかなと。単語の読み上げをしてくれるのだが、日本語➡英語か、英語➡日本語に変換できるなど、カスタマイズ可能。オヌヌメです。

ただし!‼!‼!‼!
TOEICの勉強するなら、TOEICのために作られた「銀フレ」or「金フレ」が断然よい。
ターゲット1400と銀フレはかなり互換性があり、被っている単語は多いものの、TOEICの問題を解いてみると、やっぱり「あ、これ見たことある単語だ」という回数が増えるのはやっぱり銀フレ。

8月から勉強を開始しましたが、約3か月はほぼ単語を覚えることに全集中し、11月下旬には銀フレ9割、ターゲット1400の8割の意味は言えるようになったかなと。ポイントは「1回で覚えられなんて思わない」です。
当たり前ですが、これが意外に大事で、何回も何回も出会うことで染み込んでいくように思います。

ちなみに勉強時間は通勤の車内、行き帰り合計30分とお昼30分、子供たちが寝た後の10時から11時までが鉄板でした。また、土日は家族に協力してもらい、朝7時からやっている近所のカフェで午前中は勉強させてもらいました。単語はひたすら聞いて、口に出してを繰り返した。

銀フレにはpart1で出てくる単語が掲載されていたり、単語だけではなく、コロケーション(2文字、3文字で意味を読み取るあれ)も掲載されていおり、これを覚えておくだけでもリスニング対策になりました。

文法野郎尾無

次に、だいたい「文法を勉強せよ」と書いてある。
この本が異常にわかりやすく、なんだか英語ができる気になる(とってお大事なことと思います)。

その後、いい気になってググり、「文法問題といったら”でる1000”」の文字に踊らされ、でる1000購入3日間やってみるが全く歯が立たない。「あれ、中学英語をマスターしたら、600点いけるって皆言ってたじゃん…」と涙ちょちょ切れ。

そこで、はじめの400。

これは、中学レベルの文法わかるよね~、でもTOEICではこんな問題が出るから、この順で文法チェックして、正しい答えを導こうね~という勉強partと解説partがあり、初心者に優しく滲み込む。

それでも最初のうちは間違いも多い。そもそも、英語学習したことすらない私なんだから、と心折れながら諦めずに3周した。

すると3週目には7~8割は正答できるようになる。ここまで来たらでる1000やっ‼!‼!

しかーーーーーーーーーし、やっぱりでる1000甘くない。
私は一応3周しましたが(今振り返ると、問題を解くことばかりで意味を理解したり、しっかり暗記できていたかというと疑問がありますが)、やっぱり正答率6割~7割。11月から2月まで文法に費やした。

焦りのリスニング尾無

「まずは単語、次は文法」と「リスニングは単語と文法ができれば何とかなる」の解説が多かったので単語・文法に集中していた結果、3月に入り、公式問題集10をやって撃沈。part1からpart4までのリスニング3割~4割。トホホ…。

「おいおいおい、嘘だろ、何言ってるか全くわからんやん!!!!もう3月やぞ。下旬には500点越すテスト受けなあかんねん!!!最初のwhatが聞き取れれば何とかなるみたいな解説動画見たぞ!!!でも、何聴かれてるかわからないから、選択肢も選べないやん!‼!‼」…。

それもそのはず。
単語は見て、聞いて覚えたものの、文章として「ワァララララララっっっっ!!!」と話されると、全く聞き取れない。単語としてではなく文章として聞き取れないと回答できないやん!‼!‼←あたりまえなのですが、「初学者」には衝撃の事実。(笑)

それから焦ってリスニングの点数のあげ方を調べる。
すると、part3,4の1,2分のスピーチを繰り返し「多読&音読」すると点数が爆上がりすると書いてある。

そこで、天下のアマズンで早速part3,4の特急シリーズ購入(さすが翌日には届いた)。シャドーイングできるといいと書いてあるが、そんな時間はない!!!!と、多聴に力を入れつつ、キーとなりそうなセンテンスをひたすら音読。

すると、なんとな~く言っている内容を理解できるようになる。
しかも、これまで『単語』として目で見て一問一答していたものが、聞いて「あ、○○の話をしている!」みたいに、自分のものになっていく感覚を得られる。なんと言っても「abceed」というアプリでどこでもリスニングが可能。通勤や出張時にたくさん聞けるから良し!!

忘れたころに再度文法野郎尾無

リスニングが必要と気づくのが遅かった尾無は約1か月間リスニングに全振り。見事に文法を忘れる。でる1000で3日間リハビリをし、5割の正答率を6割から7割戻すことに成功。

リスニングをしてから、単語を読み取るスピードが多少上がったことを体感でき、正答にあまりつながらないのが残念だが、英語力は数ミリ伸びたように感じた。


記念すべき3月(英語学習から7ヶ月)、1回目のTOEIC受験の結果は?!


冒頭でも書いた通り460点で撃沈。

しかも、焦って始めたリスニングが310点、時間をかけたリーディングが150点という結果。ガチョーン。

初受験で感じたのは、リスニングは単語をたくさん覚え、TOEICに特化したリスニングの訓練をすると結構解けることがわかった(結局、多くのTOEIC解説者が言っている通りだった)。

しかし、逆にリーディングは、覚えなければいけない文法や語彙のバリエーションも多く、形が違って出されると結構難しいので、勉強していても対応が難しい。それに、part6、7は長文になってくるので、読む速さ、解答速度が求められるので、相当訓練しないといけないし、目標点数に応じて「わからない問題を飛ばす、うまく諦める」という作戦が重要になると痛感。

では、2回目で達成か?!というとそうではない。
2回目は480点で撃沈。リスニング270点、リーディング210点という結果。バビョーン。

リーディングは伸びるのに時間がかかる。しかも点数の伸びがあまり良くない。なぜかと考えてみると、読む速度は意外に上がらないから自信を持って解ける問題が少な苦なってしまうからだ。加えて、語彙問題などは知らなければ解けず、点数に直結し難い。

リスニングもビギナーズラックで1回目から300点超えたが、別にしっかり聞き取れるわけではないので、点数が上下することもわかった。

いやはやTOEICって難しいな…。

3回目の正直!!で500点達成!!!!!!!!

2回の経験を踏まえ、「まずは良くも悪くも500点をとる」が自分の目標であることを確認し、以下の作戦に切り替える。

・リスニングで330点〜350点を目指す。リスニングで勝つ!!!!
・リーディングはどうせ最後まで解けないから最初に最後の25問は捨てて”C”を塗りつぶす。後を時間をかけて、解いた問題の5割〜6割の正当を目指す!!→これで170点〜220点取れる計算


もう、英語を理解する!!とは程遠い作戦(笑)
しかし、とりあえず目標スコアを取らなければいけないし、そもそもTOEICは英語力を測るものではあるものの、英語でコミュニケーションを取れるようになる、と絶対的な=ではない。割り切った作戦を取ることにし、以下の書籍2冊を購入。




part3、4は長文ならぬ中文。多読・多聴にちょうどいい。解きまくれ!の名前通り8回分のテストがあり、これをやることでこのpartはもちろんのこと、part6、7にも効くと思い購入(もちろん前述したアプリ「abceed」に対応)

金のパッケージは、全Partの解き方のコツが書かれており、総仕上げにふさわしい!!と思い購入(もちろん前述したアプリ「abceed」に対応)。

最後の2ヶ月は出る1000、最初の400もリハビリ程度にやりましたが、基本この2冊に集中して勉強しました。

結果はリスニング325点、リーディング175点の500点。
自分としては、リーディングの点数には納得いかない
(実力出し切れなかったとかじゃなく、勉強した割に全然点数取れてないのが悲しい笑)けれど、目標点数取れたからよし。



600点ぐらい目指すには、結局リーディング対策(速読)が必要だと思います。もっともっとハイスコアを目指す方は、やはりpart7対策も重要になってくると思いました。

私は、一旦TOEICの勉強からは離れますが、せっかくなんとなくでも英語の基礎が身についてきたので、次はコミュニケーションに向け、スピーキングのためのフレーズを覚え、独り言英語を実施していきたいと思います^^

それでは最後まで読んで切れてありがとうござました〜〜〜〜🎵


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