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苦手を克服!販路を広げる農家の営業術

みなさんこんにちは!とおるです。

みなさんいかがお過ごしでしょうか。台風が過ぎたと思ったらまた次の台風が発生と、この季節は本当に台風に頭を悩ませてしまいますね。

学生の頃の私は、「台風が来たら学校休みになるから台風来てくれ!」と思っていましたが、家庭菜園を始めてからというもの「台風来るな。俺の野菜たちをいじめないでくれ!」というような感じです😅農業を営んでいる方で台風を歓迎する方はおそらく誰一人としていないのではないでしょうか。

そんな話はさておき、今回はマイナビ農業さんが開催する生産者のためのオンラインセミナー「農家の課題解決ゼミ」を視聴したので、アウトプットの意味も込めて記事を書いていこうと思います。

今回、私が視聴したテーマは「苦手を克服!販路を広げる農家の営業術」です。「販路を増やしたいけど、どうしたらいいのか分からない」という方や、「販路や営業先ってどうやって見つけるの?」「条件交渉やセールストークが苦手だ」というような「販売面」での悩みを抱えている農家の方は多いと聞いたことがあります。

私は農業を主に営んでいるわけではないので、農家としての販売面での苦労や悩みを経験したことはありませんが、「将来役に立つかも」と思って今回のセミナーに参加することを決めました。この記事では私が個人的に気に入った点や、なるほど!と思った点を何点か抜粋して紹介していこうと思います。

どんな生産者か > 営業スタイル

今回、講師を務めていただいたのはファームサイド株式会社、代表の佐川友彦さんです。講演活動や経営コンサルティングで全国各地を周り、農家の経営体質改善を行なっています。『東大卒、農家の右腕になる。小さな経営改善ノウハウ100』を出版されてますので、みなさん良かったらぜひ。

そんな佐川さんはセミナーのなかで「営業スタイルより商品、取引条件、背景知識なので、経験や自信のなさを気にする必要はありません!」と述べています。

農業を自営している方は、サラリーマン(営業マン)の方と比べるとどうしても営業経験が浅かったり、営業スタイルの確立ができていなかったりというようなことがあるかと思います。ですが、佐川さんはそれらを気にする必要は全くなく、「どんな生産者か」という部分を大事にするべきだと述べています。

具体的に挙げると、生産者の経営ビジョンであったり農業への思い、またモチベーションやキャラクター、個人的背景などです。たしかに私が買い手(バイヤーなど)の立場になった場合でも、その生産者にどのようなストーリーや熱意があるのかは営業スタイル(営業トークや身だしなみなど)よりも間違いなく重視したい部分です。ストーリーや熱意だけで売れるほど簡単なものではないですが、最終的には人と人との信頼関係で決まると思っているので、ないよりかはあった方が良いのかなと思いました。

露出を増やそう

続いて紹介したい点は「露出を増やそう」という点です。今日、SNS(Social Networking Service)の力が急速に発展しており、様々な情報を携帯電話一つから手に入れたり発信したりすることができるようになりました。佐川さんは「SNSなどで積極的に情報を発信していくことが大事」だと述べています。また、メディア掲載や出演依頼に積極的に応える、直売やイベントを通していろんな関係性を構築することが大事だとも話しています。

私も例のごとくTwitterやInstagramを利用しているのですが、個人の農家さんや農業法人の方でもそれらのサービスを活用して様々な情報発信をしている方は多い印象です。個人的にもSNSの活用は営業をする上では欠かせないツールだと思っていて、前述したように様々な情報を多方面に向けて発信することができますし、業界の内外問わずいろんな関係性を構築することができるため、長い目で見たらSNSを活用しないという選択肢はないと思っているからです。

余談になってしまいますが、私はTwitter、Instagramに加えてYouTubeにも手を出しています(笑)友人と一緒にYouTubeチャンネルを運用しているのですが、私のチャンネルでは主に農業の情報を発信したり、地元愛知県田原市をPRするようなコンテンツを配信していますので、ぜひ応援していただけると嬉しいです🤣

Twitterでも農業の情報や家庭菜園の様子を発信していますのでぜひ!

営業先の顧客を想像する

これはゲストの株式会社食文化、取締役の井上真一さんがお話しされていたことです。井上さんは豊洲市場を活動拠点に「食のトータルプロデューサー」として、こだわり食品のバイイング、プロデュース、マーケティング業務に従事されている方で、「どんな商品にも必ず価値がある。その魅力を引き出し、伝えたい」という想いを胸に、多くのインターネット通販サイトの立ち上げに関わり、生産者とお客様とのつながりを全国に広げる活動をされています。

「営業先の顧客を想像する」というのは、当たり前のようで意外と多くの方が意識できていない部分ではないでしょうか。ただ単にバイヤーに営業するのではなく、バイヤーのその先の顧客を分析、想像してバイヤーに営業するということです。つまり実際に農産物を手に取る消費者をしっかりリサーチするということです。

私も現在、農業商社に勤めていますがどうしても実需者に対して営業や推進、提案をするという思考になってしまいがちです。ただ、先の井上さんの話を聞いて、実需者のその先の消費者をしっかり分析、想像することが良い提案を生むんだなと気付かされました。ぜひみなさんも現在の仕事で「営業先の顧客を想像する」ということを意識してみるといいアイデアが思い浮かぶかもしれません😊

まとめ

今回は、農家の課題解決ゼミ「苦手を克服!販路を広げる農家の営業術」ということで私が気に入った点をいくつか紹介させていただきました。

どれだけ美味しい農産物を作ったところで販路がなければ経営として成り立つことはできませんし、どれだけ営業に優れたスキルを備えていてもそのバックグラウンドにある「生産者としての熱意やストーリー」がなければ上手く販路を広げることができないということを学ぶことができました。

将来、私にもそのような機会があればこの記事を読み直して復習しようと思います。今回は自分向けのアウトプットを含めた記事になってしまいましたが、参考になる点があればぜひ参考にしていただけると嬉しいです😃

セミナーのダイジェスト版ではありますが、YouTubeに配信されていますのでお時間のある方はぜひ。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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