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4月1日FBの再掲載です・・。

4月も終わりに近づいてますが、この先の行方がまだ見えません。演奏は全くなし、大学の新入生とも5月は直接は会えず、オンラインでのレッスンや授業が始まります。さてみなさん近代の人類史上まだ経験したことのない世界が始まるかもしれません・・・・・・・。そんな時にジャズを聴いてみましょう。(4月27日記)

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以下再掲載

長文です・・・4月になり新しい人生をスタートする時期になりました。しかし、今年は満開の桜を見ても残念ながら晴れやかな気分にはならない状況ですね・・。それでも就職や大学進学、高校進学と人生の駒を進めなくてはいけません。特に地方から上京して一人暮らしを始める新大学生は不安ですよね?
今年は特に多くの大学の4月スタートせず5月にズレこんでます。1ヶ月の間、この状況では学校に出ることもままならず、さてどう過ごした方が良いのか・・・・・。

閑話休題

近年の最先端のJAZZは、誤解を恐れずに言えばリスナーの耳がその音楽を楽しめるまで成長を待たないといけない音楽になりつつあります。あの山下達郎氏の言葉を借りれば「聞く側にも相応の訓練学習が求められる・・音楽の会話」ということ。
もちろん、稀に何の学習もなく偏見もなくその音楽を楽しく感じられる人もいます。それはホントに素晴らしい。また、ただただ美しく身をゆだねることができるJAZZももちろんあります。ノスタルジックなJAZZもあります。
いまやたくさんのスタイルが混在する音楽がJAZZです。それゆえに多くの人にはちょっと難しい音楽に聞こえてしまうのはまぎれもない事実です。
そんな昨今のJAZZをとりまく状況の中で、大学教育という現場でJAZZと向き合おうと入学してくるのが音大ジャズ科の新入生たちです。
しかし!!しかしですよ音大のJAZZ科に入学することが決まっても、「実は高校生のときそんなにJAZZを聞いてなかった!」または「実はJAZZ聞いたことない!!」「歌がなければみんなJAZZでしょ?」「ベースがアコースティクならみんなJAZZでしょ?」なんて人はたくさ〜〜んいると思います。
むしろ今までの経験上そのほうが多いハズ!!(笑)
話が戻ります!
そんな貴方にこの一ヶ月の時間は不謹慎かもしれませんが「チャンス」です。
そう、JAZZを聴いてみましょう。今、ライブが難しい状況です生の演奏に触れる機会が少なくなってます・・が、残ってる膨大な音源があります。CDでもレコードでも配信でもなんでも良いです。
JAZZのレコード誕生から100年ちょい。沢山の名人達が名盤を残してきました。もちろん、全てが気にいる訳ではないと思うし、全ての人に名演として聞こえる訳でもないですが、そこはちょっとだけ時間を使って、演奏する技術の習得云々の前に聴いてみましょう!!最初はなんだかよくわからなくてもいいです。ちょっと我慢してでもいい(笑)なんとなく聴いてみましょう、全ては聴くことから始まります!!
というわけで、夜に練習できない私は、音大の授業の始まる前に聴きたい(聴いてほしい)JAZZの名盤10枚を勝手に紹介します。
諸先輩、御同輩、後輩ミュージシャンや自称JAZZおじさん、おばさん、お姉さん、評論家筋の方々、レコード店、マニアの方々、それぞれいろいろなご意見ありましょうが、そこは目を瞑っていただきまして。。。
新音大生、そしてジャズに興味を持ちはじめた高校生!ジャズに興味を待ちはじめた全ての方のために送る、勝手な10枚です。(順不同)

1 Miles Davis / Round’ About’ Midnight   
これを聞いて「こんなのジャズじゃねえ!」って私を納得 させられる人がいたらご飯をご馳走します。(学食限定)

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2  Sonny Rollins / Saxophone Colossus    
先ずは1曲目のSt.Thomasが明るく、楽しい曲!でも言われるほどカリプソではない。その他の曲は結構ハードボイルド!

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3 John Coltrane / Soultrane         
スタンダードナンバーとしてはマニアックな選曲ですが、リズムセクションも素晴らしい!ロシアンララバイ速い(泣)

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4  Bill Evans / Portrait In Jazz        
たぶん耳馴染みの曲も入ってます。美しいピアノ!!ジャケットも品行方正!本人の人生は・・。

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5  Sonny Clark / Sonny Clark Trio      
たぶん 耳馴染みの曲もそう出ない曲も全てが楽しいピアノトリオ!昔は煙草が吸いたくなったものでした・・今はもう吸わない。

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6 Charlie Parker / with Strings        
私が考えるこの時代の最強の音楽。弦が入って美しい。オーボエがまた素晴らしい効果!

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7 Art Blakey & The Jazz Messengers / Moanin’ 
バンドサウンド・グルーブ・ソロ・楽曲・全て良しの人気盤!NHK『美の壷』テーマソング。ブレイキー36歳、遅咲き!

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8 Dizzy Gillespie / At Newport        
Jazzの楽しさとBig Bandの楽しさとユーモアが炸裂!!リーモーガン17歳??!バリトンサックス最強説…。

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9 Duke Ellington / The Popular Ellington   
20世紀アメリカを代表する名曲の数々。全曲名曲!!!66年のエリントンベスト盤的録音。

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10 Louis Armstrong / Disney Songs The Satchmo Way
ジャズを生んだと言っても過言ではないルイ・アームストロングのDisney集。ルイのリズム極太!68年録音

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これはJAZZだ!!!の10枚です。楽しく聞きやすく素晴らしい、ほぼ50年代、一部60年代からのチョイスです!!
「こんなのどこの初心者向けの本にも出てるじゃない?」
とお思いでしょうが、やっぱりミュージシャン本人が言った方が説得力あるでしょう!?知らんけど・・。
全くジャズ聴いてなくても楽しくなれそうなものにしました。その他のスタイル、時代はまたいずれ・・・。
これを聴いて「JAZZカッコ良い!!」と思うもよし「これなのかよ・・・」でもよし。
5月に学校でお会いしましょう……。
コロナの沈静化を切に願います。

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3回目の投稿はただのFBの再掲載となりました。今後、一部有料にしようと思いますが、これから大きく変わるであろう世界で生き抜くため、ご賛同していただける方はよろしくお願いします。

高橋徹 拝

ミュージシャンとして50歳を越えた今、コルトレーンより長生きし、ビル・エバンスやトニー・ウイリアムスより長生きしてしまいそうな昨今です。私なりの情報を発信したく思います。ありがとうございます!