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相続トラブル

第20回 相続対策会議

前回の再開から、はや1年経ってしまいました。また、「再開」を宣言いたします。よろしくお願いします。

さて、今回は、相続に関するトラブルについてお伝えします。
「相続トラブル」と、ネット検索すると「約590万件の検索結果」と表示が出ます。世間の皆様は、やはり「相続トラブル」は、回避したいリスクの一つなんだろうなぁと思います。
一方で、もし、相続トラブルとやらが発生した場合は、「どんなことが起きるの?」という興味が沸いてくることも考えられます。

そこで、今回は、「相続トラブルの主な原因」をズバリ、お伝えします!
それは、「家族内の人間関係」
ホントにそう!

「ふ~ん、何だか普通ね」というリアクションの貴方!
「家族内の人間関係!?」と驚きとともに、のけぞるようなリアクションをされた貴方!
「お金でしょ!」と、別の理由をイメージしていた貴方!
いろいろなリアクションをされた、すべての貴方へお伝えします!
相続トラブルの「主な理由」は、家族内の人間関係です!

例えば、
・兄弟仲が悪い!
・親子関係がうまくいっていない
・配偶者がでしゃばる!
・話し合いが成立しない!
これ、みんな人間関係から発生している事象です。
家族内での摩擦が理由となり、表面的には「金をくれれば、おとなしくしてやる!」という要望になってしまいます。これがトラブルの発端ですね。
「大きなお金や財産を渡しても良い」と思える相手か否か、これが分かれ目です。
家族内と言えども、嫌いな奴には財産を渡したくない。
・賢い自分が受け取れば、有効に活用できるのに!
・あいつにお金を渡すくらいなら、捨ててしまえ!
・馬鹿なあいつより、自分の方が少ないのは許せん!
と考えているケース、本当に多いのです。

かつて、こんな事例がありました。
一見すると普通のご家庭で、父親が亡くなりました。
母親と長男、長女の3名が相続人。父親が亡くなってからは、長男が急に「この家の主は俺だ!」的な発言が目立ってきました。
結果的には、財産のほとんどを長男が受け取るのが、この家の主だから仕方がない、という主張に変化。
母親と長女は、元々、仲が良かったのでタッグを組み始め、長男を罵倒するようになったのです。母親も、罵倒していたのです!
長男は、昔から、面倒なコトを起こしたりするので、財産を渡せないと母親は主張。長女も、財産を預かるだけの知能は、長男にはない!と罵ります。
長男は、結局、法定割合に相当する財産を取得し、長く住んでいた実家を出てしまいました。

相続に至るまでの長い期間には、家族であっても腹立たしいこと、反りが合わない、様々な悩ましいコトが起きます。また、親は子供に過剰な期待をすることもあります。子がその期待を実現できないと、親から、裏切られたような扱いを受けたりします。
「家族と言えども、イチ人間」
家族だから分かり合えるなんて言うのは、ありません!家族だから、俺の考えは納得できるはず!もありません。家族だから、過剰な期待をしてもいけません!

巷には、人間関係をよくするための方法を教える本などがありますが、あれは、他人様に対するだけではなく、家族にも応用していただきたいと切に願います。
「相続トラブルの主な理由は、人間関係」
お忘れなく!


ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
「相続対策会議」は、このnoteだけでなく、他のところでも情報提供やサービスを計画中です。
随時、お知らせをしていきますので、よろしくお願いします。
ありがとうございました。


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