「レスト」から「サポート」へ
もう大分と前にはなりますが、車いすの各部の名称が、「〇〇レスト」から「〇〇サポート」に変わりましたね。
その理由ってご存知ですか?
ネットを色々調べると、
「restの意味が休息や休憩なのですが、それよりも、足を「支える」というところからサポートに変更をされた」
という理由も見つけました。
確かにそれも一理あると思います。
ただそれよりも、わたしとしては、「rest」の意味の中には「(物を載せる)台」という意味もあり、
「人間の足は【物】じゃないだろ!」
ということで、足を支えるという意味で「サポート」という言葉が選ばれたのではないか、と感じでいます。
まぁ、どちらでも話は通じるんですけどね。
しかし、言葉って怖いもので、知らずに使っていると、本当に悪いことは悪い方向にいくし、良い言葉を言っていれば良い方向にも向かうし。
単なる「足置き台」としか見てないならば、福祉用具専門相談員としても「足乗せ台に足が乗ってればいいか」としか見ず、適当なフィッティングをすることでしょう。
また、「車いす」も「車椅子」と明記をしてしまうと、利用者が行きたいところへ連れていってくれる福祉用具が、【椅子】に成り下がってしまいます。
キチンと言葉の「意味」を理解をした上で、福祉用具を扱うようになれば、福祉用具は利用者の生活に於いて本当にQOLを高めてくれるモノになると信じています。
by inochi
「サポートしてくれたらモチベーション上がります!良いと思ったらサポートしてください」