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地口が広いと人は知識か解釈力を試される。【のうきん】こと『私、能力は平均値でって言ったよね!』。

まあひとまず今月のアタマに消えた掲示板での
ファーストレビューはこうなっていたか。

トップは前評判で楽しみにしていた(有限会社
フリーフルソフト(かつてのQ-X(きゅーくす))
の亜方逸樹が関わってて『アウトブレイクカンパニー』
『琴浦さん』『うまるちゃん』の太田雅彦監督-あお
しまたかし脚本コンビで主役がスペちゃんなら、と
思ってた)【のうきん】こと『私、能力は平均値でって
言ったよね!』。

なんとか『えんどろ~!』も最後までこなしてきたので、
このネタの若干の古さとわかりやすさはバッチグー、
といふ感じ。

で上記に挙げられた作品の通り基本的には「笑いあり、
アクションあり……、だけどパロディの仕込み具合と
テンポの良さは的確で(ちゃんとナノマシンに◆羽多野
渉[81]を置くあたりが『姫ちゃんのリボン』のポコ太
で育まれた世代のはしくれとしては、非常に心地が良い
のです)、太田雅彦&あおしまたかしコンビのいつもの
女の子達の楽しいノリをメインで楽しむ作品」として
上質なのかな、と。

ま、軽く注釈加えると、後にもまとめて出て来ますが、
4ピースの一角にして主人公マイル / アデル・フォン・
アスカム◆和氣あず未[俳協]。『ウマ娘』のスペシャル
ウイークで有名なので、よくスペちゃんと呼ばれると。
ま、声優としてはネトラジ発で自称は「あじゅじゅ」なん
ですが、JUJUは嫌いだし言いにくいので「残念な
わぎあず」と呼ぶか、一般名詞化しているスペちゃんと
呼び慣わすのが普通かなと。

ま、『姫ちゃんのリボン』のポコ太はよく『魔女宅』の
メイン考察テーマになりやすい「ジジの声が理解できなく
なる理論」でもよく使われるところで、少女マンガにおいて
は主人公の女の子の心情を仮託する存在として出てくる
愛玩動物がぬいぐるみの形となって出やすい代表例。
この作品とポコ太の間で出てくるこのタイプの代表例は
『それが声優!』の主人公・一之瀬双葉◆高橋李依[81]
が持ってる人形マスコット・一之瀬コロリちゃんになるの
かなと。

https://m.youtube.com/watch?v=QjWfGjAhq_w

 まあそれでここに本題がもう出てる。


 まあ「はっちゃけ、はっちゃけ~」は「あばれはっちゃく」
だとわかりましたが、アロエリーナ(マルセリーナ)ネタ
とか「んー!んー!」で×印のマスク被ってるネタ元が
ドレミファドン!ネタ、とか即座にわからなくても、なお
ネットで彫り込めばもう少し深くネタを味わえる作品の
一つになってるかもしれませんけど。

まあ『それが声優!』の作画担当だった畑健二郎の
『ハヤテのごとく!』なんかでもそうですが、この【のう
きん(能均)】もコマネタパロネタ地口ネタが多種多岐に
渡っており、そうした作品は漏れなく

地口が広いと人は知識を試される。

な形で知識か或いはこのネタを持って来ることに対しての
解釈力を問われることになる、そんな作品の一つでもあると。

メイン役はほぼ4ピースの形で、音響を含めたメインキャス
ティングはおよそ次の通り。

音響監督■えびなやすのり /
音響制作■ダックスプロダクション /
音楽制作■エイベックス・ピクチャーズ

栗原海里(くりはらみさと) / マイル / アデル・フォン・
アスカム◆和氣あず未[俳協]

本作の主人公。銀髪の長髪にピンクのリボンを付けている。
ハンター養成学校入学時12歳。前世は日本人の栗原海里
(くりはらみさと)であり、日本での18歳時に少女をかばって
事故に遭い、転生してアデル・フォン・アスカムとして
アスカム子爵家に生を受ける。
生まれてからの約10年間は前世の記憶が存在しなかったが、
10歳になったある日に強烈な頭痛と共に全てを思い出す。
転生時に出会った創造主によってナノマシン◆羽多野渉[81]
の存在を知らされており、学園入学前にはナノマシンと会話
できることに気付く。
(一応放映当初のwikipedia記述をベースに構成しています)

レーナ◆徳井青空(avexP&d)

魔術師の少女。赤髪で「赤のレーナ」の異名を持つ。
ハンター養成学校入学時15歳。

一応響所属から外れ原作漫画も終了させて移籍した
から「ミルキィホームズ」ではなくなった「そらまる」です
けど、そこはやはり実力を買われての起用。しっかり作中に
他の3人の真似もやらかす「そらまる劇場」もございます。

メーヴィス◆内村史子(VIMS)

「赤き誓い」のリーダーで、オースティン伯爵家の末っ子
にして長女。金髪で短髪。ハンター養成学校入学時17歳。

この頃リドルもファフニールも観てないからコンタクト
(接点)としては『青ブタ』の古賀(プチデビル)篇で
友人グループのリーダーだった香芝玲奈(れなちゃん)が
強いて言えば知ってた口だったわけですが。

ポーリン◆田澤茉純[俳協]

気の弱そうなふわふわ少女。ハンター養成学校入学時14歳。
他のパーティーメンバー三人と比べて圧倒的に胸が大きい。
とある商人の愛人の娘。正確にいうと愛人の連れ子で、
実の父は有名かつ有力な商人であった。

端的にいえば腹黒おっぱいさん。でもようやくこの人に
スポットライトが当たったか、と当時は思ってた。
『六畳間の侵略者!?』組でクラノ=キリハやってた三番手。
(先に◆鈴木絵理[俳協]と◆長縄まりあ[アイム]は
ポーンと売れて、あと一人はやっと『邪神ちゃん』長く
やってて再評価されつつ原作者とお幸せに、な流れになり
つつある◆大森日雅[クロコダイル]と四人ユニットだったの
が『六畳間の侵略者!?』だっけ)

【OP】赤き誓い(マイル&レーナ&メーヴィス&ポーリン)
『スマイルスキル=スキスキル!』

【ED】マイル(CV.和氣あず未)『ゲンザイ↑バンザイ↑』

主題歌はどちらも畑亜貴作詞でアレンジしているのは
福岡出身で平成ライダーとゴールデンボンバーのオーソ
リティにもなってるtatsuo。BABYMETAL「メギツネ」の
アレンジも担当してた人なのでOPEDアレンジの
統率感で行くとナンバーワンなのかも。

「私、能力は平均値でって言ったよね!」太田雅彦監督×あおしまたかしインタビュー 「この子ならチートでもいいかと思わせたい」(WebNewtype) - goo ニュース→上手く行かなかったのでWeb Newtypeから直に。


個人的な視点で行くと、やはり注意点が一つだけ。

個人的な視点で行くと、やはり注意点が一つだけあって、
ぶらざぁのっぽ組だった山田靖智の脚本だけが勇み足で
ルールを逸脱しているので、コイツの担当話数は多少
無視して視聴するのが吉、と言われていること。
(特に4、6話は注意、って言われてたっけ)

【のうきん】第6話 感想 修学旅行っぽい!
【私、能力は平均値でって言ったよね!】 : あにこ便

130. アニメ好き名無しさん 2019年11月14日 21:13 ID:gjJGd.Du0 >>返信コメ
4、6話の脚本家は同じ人だけど原作においてやっては
いけないことをやってしまっている
マイルが幼女に興味示さなかったり、ゴーレム使う
魔法使いが出てきたり赤き誓いが依頼も受けずに
タダ働きしてポーリンが何も言わなかったり
爺さん生きててよかった良かった

で済むような性格じゃないつーに

【のうきん】第6話 感想 修学旅行っぽい!【私、能力は平均値でって言ったよね!】 : あにこ便

に対しての補足注釈はそういや炙り出していた。

※ぶらざあのっぽ出身の山田靖智(やまだ やすのり)か。
手早く言えば「ヤシガニ」(『ロスト・ユニバース』 )の
時のシリーズ構成。
 あと、やっぱり倫理観と世界観の作り方が若干古めかしい
傾向はあるわな。近作の3作品も「妖怪アパートの幽雅な
日常(シリーズ構成)」「しょびっち」「音楽少女」あたり
だし。スルー推奨。

ま、基本的にはこのコメントが的をちゃんと射てる。

【のうきん】第5話 感想 重い過去と薄い過去
【私、能力は平均値でって言ったよね!】 : あにこ便

18. アニメ好き名無しさん 2019年11月07日 16:38
レーナ「鬼かあんたら!?」
メーヴィス「『それだけ?』って顔するのやめて!」

うん、そうだった。これはこういう作品だった(笑)。

【のうきん】第5話 感想 重い過去と薄い過去【私、能力は平均値でって言ったよね!】 : あにこ便

5話は『私、気になります!』のえるたそネタや
『かみなり…ブレーク』とかグレートマジンガーの
サンダーブレークとか新旧ネタでやりたい放題です
けど、やはりここがらしい。

『なんか真面目に考えてるのが少しバカらしくなってきたわ』
『それって私のせい!?』
『よかった…メーヴィスさんの薄い過去が役に立ちましたね』
『サラッとハッキリ言わないでよマイル!』

【のうきん】第5話 感想 重い過去と薄い過去【私、能力は平均値でって言ったよね!】 : あにこ便

まあネタのチョイスとしてはちゃんと原典優先。
これも山田靖智(やまだ やすのり)回ではあるものの
第10話の『あしたのジョー』ネタは45秒近くあって
長尺だし、この回は信田ユウの絵コンテ回なので、
多少救われてはいる。
 だからやはり

『そっか…マイルイヤーは地獄耳』

となるわけで(ま、ここはみんな阿久悠のせいで、
日本人の半分は「地獄耳」といえば「デビルイヤー」
と答える理論炸裂、なんだっけ)。

よって『ドラえもん』ネタもわさドラではなく、
のぶドラ(大山のぶ代ドラ)の「リスペクトベース」。

【のうきん】第2話 感想 聞いてマルセリーナちょっと言いにくいんだけど【私、能力は平均値でって言ったよね!】 : あにこ便

『まずは…』
@nabecchi_2ch
四次元ポケット
2019/10/15 00:19:19
 @ninten96
ドラえもんかな?
2019/10/15 00:19:19
『テント~』
『えっ!?』
@tatoJII
魔王様の拠点みたいな出し方
2019/10/15 00:19:31
 @Latte_art01
ゆるキャン△難民救済
2019/10/15 00:19:45
『薪~』
@weatleweatle
ドラえもんじゃねーか!
2019/10/15 00:19:19
 @juangotoh
完全にドラえもんです
2019/10/15 00:19:26

【のうきん】第2話 感想 聞いてマルセリーナちょっと言いにくいんだけど【私、能力は平均値でって言ったよね!】 : あにこ便

*しかもちゃんとわさドラではなくのぶドラ(大山のぶ代ドラえもん)
発音という。

月曜深夜は『私、能力は平均値でって言ったよね!』。
若干古臭くてつまんない書き方をするぶらざあのっぽ組
出身の山田靖智脚本が足を引っ張り気味でしたが、
あおしまたかし(脚本)-太田雅彦(絵コンテ)の主力組と
鴻野貴光(脚本)-おざわかずひろ(絵コンテ,かつては
パイオニアLDC作品手がけていて「大運動会」ではOVA版
の監督をやってたこともある小沢一浩)のセカンドトップは
流石に安定しているなと。

ツボをかなり突いていたのは脚本:鴻野貴光(『みなみけ』)
コンテ:こでらかつゆき(『あずきちゃん』演出の一人で
監督経験も多数)演出:西村正樹(一度東映の無謀Pにキレて
ゲーム業界から戻ってきた人)の揃い踏みでほぼ原作準拠を
やらかした第9話「ワイバーン討伐って言ったよね!」も
「八つ裂きポーリン」(から話題はウルトラスラッシュって
いう名前がちゃんとあるのにしっかり語感で八つ裂き光輪って
呼ばれる理論が好きだった)とか『さすがの猿飛』ネタ多めで
楽しかったのですが、やっぱり特典系からのオリジナル多めな
エピソードになった7話がなんとなく好きかな。

【のうきん】第7話 感想 水着なしの海水浴なんてありえない
【私、能力は平均値でって言ったよね!】 : あにこ便

第7話「たまには休暇って言ったよね!」

何故「〜がダメか」に対しての要領のいい説明会話文としても優秀。

まずはここのジャブが利いてる。
何故「~がダメか」に対しての要領のいい説明会話文としても優秀。

『ブラック企業』
『何だ?それは』
『過酷な条件で労働者を使いつぶし、利益を搾取する…悪辣な
雇用主のことです』
『それは商人の面汚しですね!』
『じー…』
『えっ…ちょっと!いつの間に私が雇用主になったのよ!
仲間でしょ!私も同じように疲れてるし!』
『あぁ~。マッチョ系雇用主によくあるタイプですね~。
自分も疲れているのだから、みんなももっと働けって
強いるんです』
『もう!そんなこと言ってないでしょ!?』

【のうきん】第7話 感想 水着なしの海水浴なんてありえない【私、能力は平均値でって言ったよね!】 : あにこ便

先に言ったそらまる◆徳井青空(avex pictures)一人四役が
あるのもこの回です。

『うっふふ…』
(そういうことだったんだ)
(私がぼっちがヘタになったのは…)
(みんなと過ごすようになったからなんだ)
@mine_9th
なんか良い話風になったぞw
2019/11/19 00:13:59
 @ALEX_utopia
仲間との時間が着実にマイルを変えていっていますねぇ
2019/11/19 00:14:21

【のうきん】第7話 感想 水着なしの海水浴なんてありえない【私、能力は平均値でって言ったよね!】 : あにこ便

でありながらちゃんと『このすば』風味な隠しネタも
込んでいると。

『なっ、なっ!む、むね!胸が!』
『え?』
『あぁマイル、胸大きくなったか?』
『確かに、もっと平ら…んんっ…控えめじゃなかったですか?』
『マイル!どういうこと!?』
『私、育ち盛りですから』
(実は私だけ胸の部分にパッドが入ってるのだった)
「さすがマイル様、汚い」
@chochoar
やはりこいつ盛りやがった
2019/11/19 00:21:11
 @Z5oUAwwGMNAyL5q
パッドでも構いませんよ?
2019/11/19 00:20:59

【のうきん】第7話 感想 水着なしの海水浴なんてありえない【私、能力は平均値でって言ったよね!】 : あにこ便

ま、件の掲示板には3度ほど【のうきん(能均)】の
記述はしてたんですが、ラストの感想はこんな感じだったか。

なんとかシリーズとしては最後を太田雅彦とこでらかつゆき
(以前は「あずきちゃん」の演出もやってた色々と器用な
コンテマンの小寺勝之)のコンテで盤石に締めた【のうきん】
ですが、中国オタクが「なぜ金の無いアニメなのにこんなに
面白いんだ!?」と言い始めて来たのはなんとなく南方系成金
のしがないイキリが進行(深刻化、ともいう)してきた証左
なんだろうな、とは思いますが。

中国オタクがの話なので当然例のトコを参照して書いたものか。
原典にあたるHPはここかな。

以前の「チアフルーツ」よろしく「これはこれで荒らされも
せずに楽しめる」といふ塊にはなるんで心地良いわけですけどね。
(まあそれでも「あしたのジョー」ネタを令和の世の中に
たっぷり45秒近く詰め込むあたりが流石の「熟成」だな、
とも思われますが。個人的には9話ワイバーンの出てくるあたり
で「さすがの猿飛」ネタ(神風の術に加えて胃の笛の術まで
出てくるあたり)がツボ)

いずれにしてもパロ多めないしはパロベースは元の知識と
それを解釈する能力が問われるので、単純なdisりマンしか
出来なければ、これらを理解することすら最初から不可能
なんでしょうけれども、「狂っているんじゃない。知らなかった
だけだ」を認められたらその先に広がる世界ではあるので、
悪戯にダン・シャーリーを召喚したり「強制代執行」する
ことしか能のないパーティー・ピープルにはお薦めしない、と。

『私、能力は平均値でって言ったよね!』アニメ化記念!
原作・FUNA先生インタビュー 

FUNA 会議の途中で監督が、「それで、どこまでやって
     いいんでしょう? 思うようにやっていいなら、
     やっちゃいますよ? 本当にやっちゃいますよ?」
     とおっしゃいまして。私から監督に、「小説の中の
     ネタ、何割くらいお分かりになりましたか?」と
     訊いたところ、「全部!」と。
      その瞬間「よろしくお願いします! 全て、お任せ
     します!」とお願いしました。そして結果がどう
     なったかは、アニメを観ていただければお分り
     いただけるかと思います。

元記事はマイナビニュースで吸収した同記事から引用しました。
現在は上記の通りアニメージュプラスの記事として読めます。

地口が広いと人は知識か解釈力を試される。【のうきん】こと
『私、能力は平均値でって言ったよね!』、でした。

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