見出し画像

音楽視聴の記録メディアには

尊い記録メディアと卑しい欲に
まみれた選民意識の臭いがする
記録メディアがあったりする。


といふことでまだまだ修行期間と思った
組手に入って来たブログ(note)の
記事にこんなのがあった。

オードゥル(臭い)と、ホッとする匂いドゥフト(ドゥフテ)の違いから腑分けする。

これがなんか臭いので(昔ドイツ語を取っていた影響もあって、
においの表現はフランス語ルーツのオードゥル(臭い)と、
ホッとする匂いを意味するドゥフト(ドゥフテ)の
2種類でしか考えない習性はあるのですが)
いっそ音楽視聴の記録メディアに関して、
腑分けの一つでもしてみようかと。

ちなみにここまでは昔のパソコンで文章を推敲して
(かな入力が出来てことえりことATOKが入ったチューン
済みのものをワープロ代わりに常備)、
ネットに繋がるタブレット端末にコンバートして記事を
投下していましたが、この記事だけはあえてタブレット端末の
「Countanize Pad」で文章を起こして書いてみようかと。
(こんなに堕ちてる記事が元ネタなんだから、応対は
ジャッカルの歌で充分かなと。
「Countanize Pad」なら文字数カウントと文の成形はラクだし)

レコード。=臭い。卑しいメディア。


私が初めてラジオの歌番組(ランキング番組)で「キクヤ」から
送られてきたのはシングルのレコードでした。
 そのアナログさと、その前後で見られた蒐集及び選ぶ手段は
多分に偶然性が高く、そしてちょっとしたステータスの元に
成り立ってもいたので、今も昔もレコードは
臭いの域に入るちょっと卑しいメディアであることに変わりはありません。
 レコードの針を落とすのにも、ちょっとした技術とハードルは
ありますしね。

レコードが黄金期だった時代のチープで尊いメディアは
二つありました(コンピュータ時代初期を含めると
ここにフロッピーディスク(FD)が入るのだけどそこは割愛)。

一つ目はソノシート。
ソノシート。=チープで尊い。


昔はよく雑誌の付録なんかにも普通に付いていました。
世代的には「ミニスカ宇宙海賊」(笹本祐一)の頃には
消えたソノラマ文庫をよく探しては読んでいた世代ですので、
ソノシートにも微かに郷愁と憧れはあるもので。
(因みにソノラマとは「ソノシート+ドラマ」の略で
朝日ソノラマはその名残。ミニスカ宇宙海賊がノベルズで
刊行されるようになってからは社名が変わって
朝日新聞出版になっている)

https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-08-EK-0162225

カセットテープ=フラットで尊い。


元はオランダの強豪チームPSVを擁する
(日本では髭剃りのメーカーとしても有名な)
フィリップス社の技術者が開発したものだが、
特許を申請せずに普及させたことで知られる。
(カセットテープを磁気テープのメディアの総称とすると、
VHSテープやフィリップス・松下が発売してた
デジタルコンパクトカセット(DCC)や、
山下達郎とか川井憲次などが好んで使っていた
DAT(ダット、Digital Audio Tape)はここの並びに入る)

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%81%A7%E3%81%98%E3%81%B1%E3%82%89

https://www.amazon.co.jp/DAT%E3%82%AB%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88-%E8%A8%98%E9%8C%B2%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%83%86%E3%83%BC%E3%83%97/b?ie=UTF8&node=3478151

個人的にはラジオの録音もカセットテープ世代なので
思い入れはありますね。

CD=レコードよりデジタルで尊い。
がCCCDやコピーコントロールなどは相当卑しい。
基本的には普遍的なモノ。

LDが一応この間なのだけど、
あえてそこは省略。

でやはり糾弾すべきはMDとBDなのでしょう。
一応ここではソニータイマーのついた時限的に壊れてゆく
欲望と選民意識にまみれた卑しくて臭いモノ、として
みますか。

MDの優位性は対CDにおいて音飛びすることが少なく、
CDが苦手な頭出しに強いメディアで、カセットテープの
代替ないしはコンパクトさが受け入れられて、
CCCDなどで身を持ち崩したCDにも一時期
成り代わった時期もあったがフラッシュメモリを使用した
デジタルオーディオプレーヤーとipodの登場で引けを取り、
ソニータイマーが発動して一気に廃れたと。

BDもまた次世代の録画メディアとして勝者になったものの、
一部コレクターの愛玩物程度にしか浸透せず、
他方PSの戦略でもロゴ等にソニーを入れなかった結果、
「ソニー損保」のCMくらいでしか耳にしない
事態を招き、損保会社としてしか若者に認知されていない
くらいの三下企業に落ちたのもまた


ソニータイマーを常に保有した「坊やだからさ」の企業ならでは


のことであると。

差し詰め今の基準で言うと、年齢制限でカットラインがあるのも
含めて月極のサブスクは山下達郎も指摘する通り
卑しくて臭い部分を抱えている、であり
その分やはり基準のカットラインは厳しくもあるが
まだフラットな部分も残されている音楽視聴メディアは
つべことyoutubeになるのかな、といふ気もしますが。

そんなワケで私なりに音楽視聴メディアを腑分けしながら
考えてみました。
まあこんな風に考える人もいたりすると捉えて頂ければ幸いです。