葉から滴る露のように
今回は「バンビ」よりとんすけを無理やり人間にしようとしたお話。
大掛かりな衣装を作り終え、ひと安心していた頃にやってきたニュース。
それは年に一度、大人も仮装できる「Dハロ」再開のお知らせ。
「それ」が始まってから仕事の時も休みの時もずーっと頭の中は衣装のことばかり。
製作中は過去のパレードの写真の衣装も参考にしつつ
アイデア出しのラフスケッチも10回ぐらい書き直した。
こんなはずじゃないのよ!と思う日々が続く。
一体彼の灰色のモフモフから何が想像できよう。
そして出来上がったのがこちら
テーマは「秋の収穫祭」
バンビの世界観に合わせて木の実を添えて秋っぽく、色味が全体的にのっぺりしすぎないように明暗差や素材感にこだわりながら作ってみた。
まずは耳。イースターのパレードでカンカン帽を被っていたのでそのまま採用してパーク内でも取り外しできるように工夫した。
次に服。セーラー服の襟も元々パレードから参考にして葉っぱっぽくしようと思ったけれども、色味が崩れるから灰色に。
あとはサロペット。スケッチを見ると、胸元のファーをつける予定だったところがボツになっている。これは耳を強調したいかと考えたときに、目線がいかなくなり、全体的にぼやけてしまうからね。何かを捨てることも大事な作業の一つです。
最後に寒くても大丈夫なようにもこもこカーデを買っておしまい!
制作のほかにも3時間に渡るチケット戦争、雨予報、いろいろあった。
だけど「必ずうまくいく」「絶対に晴れる」って思いながらこの日を迎えることができた。絶対は僕だ。
葉から滴る露のように人生はあっという間。
困難なことや難しいこと、たくさんあったけれども
怖がっていちゃ 何も進めないって思ったDハロ2021でした。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!ハッピーハロウィン🎃
とんすけ:とろたん ミスバニーと写真:鮫島さん