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Lesson34 カテゴライズが増えることが、自己理解していること

ステレオタイプに当てはめることが嫌いだ。
ステレオタイプで物事を判断する人を見て、頭が悪いと思っていた。
人を型にはめるなんて、できるわけがない。
同じ理由から、カテゴライズするのもくだらないと思っていた。

知人で、自分や他人をすぐにカテゴライズする人がいる。
「私は〇〇だから、こういう人間だから」とすぐ言う。免罪符にするなよ。
人に対して「トロオドンは〇〇だから、そうするだろうね」。
それ、当たってないんだけど。分かった気になるなよ。

そんな体験も、カテゴライズ嫌いに拍車をかけたと思う。

でも、自己理解を進めている過程で
「私はこういうところがあります」「私はこういう人間です」とカテゴライズして
自分を掴むのは大事だと思うようになった。

また、仕事で支援する人たちに対しても
「〇〇さんは〇〇なところがあるな」とカテゴライズして掴むことは
相手を理解する上でとても重要で。

それで分かった。
ぼんやりとした「私」「相手」を掴むために、
人の様々な側面を理解するために
カテゴライズするのはとても大切。
ただ、カテゴライズして思考がストップして、決めつけ始めたらアウト。
決めつけるというのは、カテゴリーに人をはめ込むことになる。

カテゴライズは、それぞれ矛盾しててもいい。
「〇〇の場合はアクティブな人」「△△の場合は、慎重な人」とか
ケースによって変わることが分かれば、より細かく知ることに繋がるから。

そして、カテゴリーは、多くていい。
たくさんのケースに対しての自分のあり方を知ることができている証拠だから。

ざっくりの「こういう人間です」ではなく
「このときには、こういう行動を取る人間です」というのが自己理解で、
その中での困りごとに関しては対処法を見つけたり
人に伝えて助けを求めたりできるのが自己対処。

細かくカテゴライズして、その量が増えることが
自己理解が深まっていること。
私はどんな人間か、どんどん言語化していきたい。

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