「映え」の話

SNSって、疲れる。

良くみられたくて、褒められたくて、認められたくて。

最初はそんな気持ちで始めたわけじゃないのに。

好きなものを好きと言いたかっただけなのに。


他人からの褒め言葉は、中毒性がある。

もっと欲しいと、欲が出てしまう。


そのうちに、好きでもないものを好きだと言い、SNSのために行動を決めている自分に気づく。

いつからこうなってしまったのか。


純粋に好きだった、心の癒しだったものが

SNSの道具に変わってしまう。


なんて陳腐なんだろう。




仕事柄、どうしてもSNSに触れる時間が長い私なので

ふと気がつくと、心が荒んでいることがままある。

他人の承認欲求を目の当たりにすることは、なかなかしんどい。



とはいえ生活とSNSを切り離すことはできない。

仕事を放棄することとイコールなのだ。


だから今日もせっせとSNSをチェックする。

他人の映えを追いかけて、ひたすら画面をスクロールする。



はたしてこの虚無は、いつ終わるのだろうか。

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