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駐車場でのバトル

おいらのジャスティス。

割とね、昔から正義感が強くて。
ズルとか不公平って嫌いなんですよ。

ほっときゃいいのに黙ってられなかった今日のエピソード。

大好きな麻辣湯のお店、ランチとして1~2週間に1度行く大好きなお店です。旨辛シビシビで最高に美味しく、何が良いって薬膳の力で胃腸が元気になるんですよ。お酒好きの私は毎日胃腸冷やしてます。それがここのスープを飲むと復活するんですよ。今まで弱ってるという自覚は無かったのですが、このランチを食べると芯から温まり、お通じも良くなります。健康的にお腹も空くんです。

あと野菜がたっぷり摂れていっぱい汗もかきます。塩分は多いかもしれませんが、それを差し引いてもヘルシーで健康的で何よりクセになる美味しさ!デトックスも兼ねて母と楽しんでいるんです。

そこのお店の駐車場で事件は起きました。

決して広くはないスペースに今日は比較的大型の車がたくさん停まっていました。おっと前向きで進入したものの駐車できないぞ、方向転換しなきゃと思った母は一度道路までバックで戻り、ハザードをたいて方向転換をし改めて後ろ向きに駐車場に入ろうとします。

そこに。
古いアルト(軽の中でも小型の車両)が勢いよく駐車場に。明らかに慌てて乱暴に敷地内に入ってきて、私たちが止めようとしていた場所に車を停めてしまいました。あまりに一瞬の出来事だったので「え?」と言葉を漏らし固まる私たち。

小雨が降る音が車内に響く中割り込まれた事実を理解してふつふつと怒りが湧いてきます。「ちょっと言いに行くわ」とドアを開けかけた私ですが、一度立ち止まります。これから美味しいご飯を食べる。文句をぶつけた後、お店という同じ空間で過ごさなければならない。気まずさがたちこめるなら近くのスーパーにだって停められるしぐっとこらえて引き下がるか・・・。

と思い、車を移動させます。その間割り込んできた軽自動車を見守りますが会釈も何もありません。

「やっぱり言いに行くわ。」

傘もささずに軽自動車に近づく私。そこに運転席から人畜無害そうな女が降りてきました。

「あのー、駐車スペースにあの青い車停めようと思ってハザードたいてUターンしてたんですけどー」ここで語気を強めてはいけません。

「え?そうですか?気づきませんでした」
すっとぼけた顔で言う女。
そんなわけあるか。車一台しか通れない出入口の前でバックランプとハザードのついてる車を見落とすわけがない。

「え?この狭いスペースにあって、ここにあった車に気づかなかったんですか?(にっこり)」

「あーはぁ、出ていくところだと思ったのでぇ」
いやいや、ということは車両は見えている、かつ加速して進入してきたということはやはり確信犯の横入り。ムカつきゲージ急上昇。

「え?ハザードもバックランプも見落としたということですか?あそこに車があってそれら全て見落としたんですか?いやーすごいですねぇ。勢いつけて入ってきて、乱暴にとめはるもんやから、酷いことしはるんやなぁと思ってそれだけ言いに来ました(にっこり)」

「え、車どけましょうか?」
顔が引きつる女。まさか指摘しにわざわざ人が来ると思ってなかったのでしょう。こいつきっと普段の買い物とかでも割り込むタイプですよ。今までこんなこと言われたことなかったんでしょうね。

「いやいや、結構です。そんなことして欲しくてここに来たんじゃないので。しかし酷いことする人がいるもんやなぁと思って、それだけ!言いに来ました(にっこり目は座ってる)」

では!と立ち去ろうとする私。
「いや、車どけますし」ちょっと逆ギレしている女。
正論ぶつけられたり後ろめたさのある人間は決まってこういう態度に出ます。しかも明らかに年下の女にこれだけ嫌味を言われてるわけですから。

「いやー、いらないです。ほな」
と車を退避していた場所に行き、乗り込む私。母はお昼時やしこのまま食べに行こうかと提案してきますが私はきっぱりと断りました。今行けばよその駐車場に停めてることをつついてくるかもしれないし、何より飯がまずくなる。あいつがいなくなった頃もう一度来ようと。せっかくのデトックスが台無しになるわ。逆にイライラため込んでまう。ということで1時間後くらいに再度訪れる。

いや!まだおるやん!!笑
簡単にいうとB級グルメ、ラーメンに近い食べ物なんですよ。いつまでおんねん!あいつ混雑時もあほみたいな顔してスマホ触って水飲んでるタイプやわ!!笑

と母とあらかた笑ったところでもうどうでもえぇか、と空きの出た店舗駐車場に停めて店へ向かいます。これまたちょうど出てくるんですよ、奴が。

曇りなき眼でそいつを見つめるもアニメのワンシーンかのように視線を空に向ける女。二度と後ろめたくなるようなことはすんじゃねぇぞと思いながら店内に入り、大量のにんにくを入れて味変をし(休日にしかできない最高の贅沢)無事麻辣湯を満喫することができました。

いつもより1品多めの具材トッピングを「怒りの7品」といって笑ったり、「すれ違う瞬間、横入りして食った飯は美味かったですか?って言えば良かった!それやったら今回の出来事120点になったのに!!」と笑ったり、結果いつもよりにぎやかで笑顔の多いランチになりました。

ま、そんなある一日の出来事でした。ちゃんちゃん。

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