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【コラム】子ども用お弁当づくりのポイント

保育園栄養士のとろみです。

毎日給食が出るイメージの強い保育園。「保育園に入ったからお弁当は作らなくて大丈夫」と考えるお母さんも多いと思います。保育園によっては遠足、運動会などの行事、年に数回お弁当日をもうけている園も多くあります。

幼児のお弁当作りは、見た目や食べやすさだけでなく、衛生面でも気を付けるポイントがありますので、ご紹介します。

気温が上がってくるこの季節。近くの公園やベランダでも構いませんので、外で食べるごはんを楽しんでみてはいかがでしょうか?


1、見た目

茶色いばかりのお弁当になっていませんか?
彩りがいいお弁当は食べる人の気分を盛り上げてくれます。
わかっていても面倒なときは、緑赤黄を入れると簡単に映えます。

緑:冷凍枝豆やレタス
赤: ミニトマト  
黄: コーン缶   


詰める順番も見た目に直結します。
①ご飯
②大きなおかず
③小さなおかず
④仕上げにレタスやプチトマト

緑色の横に赤のトマトなど赤と緑など反対色を合わせると、全体が引き立ちますので、レタスとプチトマトの位置重要です!

汁ものは軽くキッチンペーパーなどで拭いてカップに入れてみてください。
それでも心配な場合はその上にレタスを筒状に巻いて枠を作りその中に詰めてみてください。


2、食べやすさ

お肉や野菜は、なるべくひと口で食べられるサイズに切って入れましょう。
おにぎりも、大きいものより小さめの俵型のほうが子どもの手にもちやすく 、口に入れやすいのでおすすめです。

噛み切りやすいおかずを選ぶ
たとえばお弁当の人気おかず・唐揚げも、冷めるとどうしてもかたくなりがちです。 おすすめはひき肉を使ったおかず。チキンナゲット、ハンバーグ、肉団子、つくねなど冷めても比較的柔らかく、噛み切りやすいので、幼児のお弁当のおかずに向いています。


3、衛生面

作ってすぐに食べる家ごはんと異なり、時間があいてから食べるのがお弁当です。消化器(胃腸)が未発達な幼児のお弁当は衛生管理が非常に重要です。

作る際には、安心して食べるためのポイントがあります。

・しっかり加熱。75度以上で1分以上加熱すると多くの細菌が死滅する。
・水分が多いおかずは不可。
・梅干や酢など抗菌効果のある食材を入れる。
・冷めてから詰め、フタをする。※熱い蒸気の水分なので傷みやすくなる。
・丁寧に手洗いをしてから調理をし、なるべく直接食材に触らない。
(おにぎりなどは手で直接握らず、ラップに包んでから握る。)


番外

無理せず続けるために・・・
前日の夕食や冷凍保存を利用する
冷凍・冷蔵したおかずをお弁当に入れる際には、電子レンジなどでしっかり再加熱して冷ましてからお弁当箱に入れると楽です。

お弁当グッズに頼る
100均にかわいいお弁当グッズがたくさんあります。仕切りカップやピックなどを用意しておくと、彩りにも一役買ってくれます。


昨日公開したつくりおきレシピはお弁当のおかずにしやすい内容です。
外飯のきっかけになれば嬉しいです。

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