人工言語の作り方#003 言語の「目的」とそれに応じた作り方の方針
作業を始める前に、なんのために人工言語を作るのかを決めることが非常に肝要である。
この人工言語は、あなたや世界にとってどのような役割を果たすのか? あなた個人が私的に用いるためだけのものなのか? 誰かの目に触れる作品となるのか? 作品になるとして、それ単体で存在するものなのか、それともそれより大きな物語や世界観の一部なのか?
というのは、前投稿で述べたとおり、これによって作業内容が変わってくるからに他ならない。作業内容にとどまらず、頭の使い方が異なってくるだろう。
以下に述べるのは想定されるさまざまなケースに応じた作り方の全体的方針である。これは私ならどうするかという話なので、絶対こうでなければならないというわけではもちろんない(これは、このマガジン全体に言えることであるが)。
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