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末っ子の良いところ [15/30]

末っ子の妊婦である。

兄が2人いる。

末っ子として生まれ、特別可愛がられたとか、甘やかされたとか、そういった記憶は自分にはない。

性格もわがままというよりは控えめで、集団の中では自己主張を抑える方である。(そう自覚しているがホントのところは分からん)

世間では「末っ子気質」などという言葉もあるが、末に生まれたからといって人格形成にそれほど大きな差は出ないとわたしは思っている。

だけど、末っ子が得する場面というのはある。それは自分より先の人生を歩いている人間をより多く、かつ間近で観察できるということだ。

私の場合、5人家族なので親も含めれば先行する4人の人生サンプルをかなりの程度深く知ることができる。

それは人生の節目を迎える時には非常に参考になる。

今はちょうど親になるかならないかの節目の時。

言うまでもなく、子育て方針は家庭によってかなり違っている。一番目の兄の家は、親の趣味に子供を合わせるスタイルだ。子供の遊び場へも足を運ぶが、親がその場所に興味を持っている場合のみの話だ。

二番目の兄の家は、子供の趣味に合わせるスタイル。子供向けアニメを劇場に観に行ったりなどである。その代わり、何かと指導が厳しい面もあり、箸の持ち方ひとつでえらく怒られたりする。飴と鞭という感じである。

どちらのスタイルも良いところ、悪いところ、自分には合わないところ、などいろいろある。

サンプルを参考に自分なりにアレンジする必要がある。

その他、得する場面として、物理的に育児用品がたくさん回ってくることが挙げられる。


できるだけ新しいものを買わずにやり過ごそうとしているが本当にそれが実現できそうなのでありがたい限りである。

末っ子で良かった、と、今までで1番そう感じる日々である。


編集者のコメント


お下がりがもらえるのはデカいですね


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