見出し画像

胃の気持ち・在宅勤務 [3/30]

昨日は在宅勤務をした。一昨日に引き続き胃の調子が悪い。

在宅勤務の一番のメリットは昼食だ。弁当を持っていく必要も、買う必要もない。適当に作って食べられるし、面倒であればそこらに転がっているカップ麺を食べればよい。そもそも在宅勤務に昼休憩の概念などない。好きな時に好きなものを食べればよろしい。間食も、いつ食べてもお咎めなしである。

ここから「ダラダラ食べ」が発生するのだ。

朝食は食パン一切れとバナナとホットミルク。朝食後には早速の間食でチョコやクッキーをエンドレスに貪る。

お昼は胃の調子を気にして梅がゆを選んだけど、胃からしてみれば悪い冗談に思えたかもしれない。

「消化器の当事者として言わしてもらうけど、不健康な食事と質素な食事を合算してもプラマイゼロにはならないんだよ。バランスとペースを守ってほしいんだ。」

胃の声が聞こえるようだ。

「でもね」、と私。

今の日本では1日3食が普通だけど、1日3食になったのは江戸時代かららしいわよ。それに文化が違えば断食みたいに、一定のペースで食べない期間を設ける風習もあるのよ。

「さらにね」、と続ける私。

野生動物にまで話を広げると、獲物が取れない期間はずっと断食なんだよ。毎日食べれるなんて事はありえないくらいの待遇なのよ。

ここまでくると、まさか反論を食らうとは思っていなかったであろう胃は黙ってしまった。

勝ったか?

「……グゥ~」

全く不服そうである。

仕方ない、夕食は7時くらいに野菜多めのバランス食とするか。


編集者のコメント

胃に感情移入したくなりました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?