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Xデザイン学校大阪分校マスターコース #08 ソリューションの構築

年末体調を崩してしまい、書くのが遅れてしまいましたが12月度のXデザイン学校の振り返りを書きたいとおもいます。

1.面白がり力と見えない関係を見つける力

講師佐藤さんのインプットで学んだことについてまずは書きたいとおもいます。佐藤さんは紙の新聞を見るとき、心がけていることがあるそうです。それは目に入った記事Aと記事Bの間に何か関係がないかを考えるそうです。大抵の記事は「記事A→???→???→記事B」のように???を2つ挟めば関係性が見つかるとのこと。当たり前の事かもしれませんが、世の中の変化は独立して起こっているわけではなく、色々なことが関連しあっている。なので何か関係性がないか、面白がって繋げてみることが大切だそうです。

私達のグループでもホテル業界の方へのインタビューから得たインサイトが、ピボットを繰り返してきた全く違う市場を狙ったアイデアと繋がり検討が前に進みました。見えない関係性を意識して探す習慣がサービスデザイナーには必要なのではないでしょうか。

2.ソリューションの解像度を上げるときの落とし穴

私達のグループは前回振り出しに戻り、ビジョンを決めたので、年末年始で具体的なサービスを落とし込みを行いました。いままでのプロセスをざっく振り返ると以下のような手順で進めてきました。

(1) ビジネス調査
 (1-1) 企業様の課題・強みを分析
 (1-2) ビジョンの定義
 (1-3) ターゲットとする市場の調査
(2)ユーザー調査
 (2-1) ターゲットユーザーを決める
 (2-2) ユーザーの実際の行動の調査
 (2-3) ユーザーの本質的な欲求・課題の分析
 (2-4) ソリューション案(サービス)の仮決め
(3)シナリオを用いたソリューションの詳細設計←(今はココ!)
 (3-1) バリューシナリオ
 (3-2) アクティビティシナリオ
    (3-3) インタラクションシナリオ
(4) サービスの評価
 ・・・
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ビジョンからビジネスのアイデアを考え、ソリューションの解像度を上げる時にいつも怖いなと感じることが2つあります。

1つ目は”自分にとって都合の良いユーザーを生み出してしまう”ことです。解像度を上げていくと、どうしても検討が甘い部分が出てきます。そのとき「ユーザーはきっとこうしてくれるはずだ」という自分の願望が出てしまって、ユーザー像を自分にとって都合の良い方向に捻じ曲げたくなります。そうすると結局、自己満足なサービスになってしまってユーザーには受け入れてもらえなくなります。

2つ目は”ソリューションをガチガチに固めたくなる衝動”です。ストーリーの解像度を上げていくと、こちらの意図した通りユーザーに行動してくれるのか不安になり、ソリューションをガチガチに固めたくなります。UIデザインにおけるUXでは「余白がある事によりユーザーが”心地よい”と感じる」とよく言われていますが(下記リンク参照)、サービスデザインのUXでも同じことは言えるのではないでしょうか。

ユーザーの行動をこちらが決めるのではなく、ユーザーの行動をある程度誘導するが、ユーザーが自由にできるようにするくらいがちょうどいいのかなとおもいます。

3.次回に向けて

残すところあと2回。振り返ってみたことで、以前講師の佐藤さんに教えていただいたManabu Uenoさんの”デザインの専門家が考えた良いデザイン”」の意味が少しずつ分かってきた気がします。

最後まで頑張るぞー!!

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