なつかし劇場/続・黄金の七人アグネス作戦
こうちゃん、へーちゃん、小生の3馬鹿中坊は重大な作戦を遂行中。
「アグネス捕獲作戦」
池袋西武、PARCOなどの大型書店に潜入し。
当時、ダントツで崇拝されていた、アグネスラムのグラビアページを見つけ出すべく、様々な雑誌をめくりまくっております。
気を付けねばならないのが、表紙トラップ。
表紙にデカデカとアグネスのアップがあり、喜び勇んで中身も見ずに買ってしまうと。
アウトォォ!
表紙以外どこにもアグネスの姿は無く、泣きを見る事になるのです。
プラスチックのクリアファイルのような下敷きに、誰が始めたのかアイドルの切り抜きをはさむ文化が発生し。
日本初のグラビアアイドルと言われた、アグネスラムの登場と共にその文化は頂点を迎えたのです。
誰も目にした事の無い。
弾けるような笑顔と、はち切れそうなマイクロビキニ。
そして、それでは隠しきれない、ムシャぶりつきたくなるようなおっぱい。
セクシーな腰つきを強調するポーズで、、、
背後には、まるで小生とアグネスだけのプライベートビーチのような、純白の砂浜。
さらには、遠くにそびえるダイヤモンドヘッドが写り込んでいるという。
そんなサイコーな一枚が手に入れば、クラス中の男子に自慢でき、クラス中の女子にキモがられるのです。
「ダメダメ。収穫ゼロ」とへーちゃん。
撤退を余儀なくされた捕獲部隊。
チャリを漕ぐ足どりもスローダウン気味です。
しかし、フィリックスガムを2連続で当て、駄菓子屋のおばちゃんにフェイクの疑いかけられるほどの、強運の持ち主。
こうちゃんが、帰り道の甘味処で35円の今川焼をかじった瞬間、ひらめきました。
廃品回収で出された雑誌をあさり。
アグネスグラビアを見つけ出すと言うものです。
しかも、ターゲットは豊島5丁目団地。とんでもない世帯数を誇る、マンモス団地です。
「この作戦はいける!」と小生。
期待に胸を膨らませ、チャリを漕ぎまくる、3馬鹿。
息を切らせて現場に到着すると、いきなり古新聞、古雑誌が積み上げてある区画を発見。
しかも、その中に「アグネス特集」や「アグネス巻頭グラビア」と、表紙に書かれた数冊が束になって積んであるではありませんか!
「マジか!」とこうちゃん。
自転車カゴにその束を突っ込み。アグネス級の笑顔で側道にある公園に移動する3馬鹿。
早速、雑誌の紐を解きワクワクしながらページをめくると。
ありません、、、、
表紙に噛ませ犬的なアグネスのアップがあるものの。
アグネスグラビアのページは、そっくり切り取られています。
「そりゃ 〜そ〜だよねぇ〜」
ガッカリと納得が入り混じった感情で、ハモるようにつぶやく3馬鹿。
夕日のまばゆさに導かれ、今来た池袋の方角に3人が目を向けると。
ハワイから来た太陽がいつのまにか我々の頭上を通り過ぎ、西の彼方に沈んでゆくのが見えました。
最後までお付き合いいただき
ありがとうございました。(*´∀`*)
鳥裸族
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