【全但バス】真夏の湯村へキュービックを訪ねる旅(3)
新温泉町の町民バス「夢つばめ」で活躍するキュービックを訪ねた夏の記録の続きです。湯村温泉でキュービックに乗ることにしました。
八日市停留所から2758号車に乗車し、湯村温泉へ戻ることにしました。板張りの床に青いモケットの車内はわずかな時間で降りてしまうのが惜しいくらいに良さで溢れていました。
八日市からすぐに終点の湯村温泉バスターミナルに到着しました。入庫するキュービックを見送ります。
車庫に佇むキュービックたちを眺めて過ごします。かつてはたくさんの仲間がこの湯村にも集まっていましたが、気がつけばマイクロバスに置き換えられ、残る車両はあとわずかになってしまいました。
しばらくキュービックの運行はないようなので、温泉街を散策します。湯村千代さんがかわいいので、本当にバスとコラボしてくれないのかななどと勝手に考えたり。
湯村温泉バスターミナルからシビリアンが南西の山中にある集落の青下(あおげ)へ向けて発車していきます。浜坂ではがっかりしてしまったマイクロバスですが、このカラーリングは個人的に悪くはないと思います。
浜坂駅へ戻る2758号車が出庫してバスターミナルに着車しました。
浜坂駅へ戻るキュービック2758号車をまた井筒屋の前で見送ります。老舗旅館の傍らには眩しいくらいに鮮やかな青楓が山間を吹き抜ける風に揺れていました。夏の午後のゆったりした時間が流れる温泉街をキュービックが駆け抜けていきます。
車庫で写真を撮っていると工場で整備中だったキュービック2692号が戻ってきました。当時は残り少ない緑ナンバーの車両でしたが、ほどなく白ナンバーに変更され、今年夏に引退してしまいました。
湯村温泉営業所で撮影しているうちに、神戸へ帰る時間が迫ってきました。
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