【阪急バス】久安寺にて
阪急宝塚線の池田駅前にある阪急バスさまの池田西のりば。まるで地方都市のバスターミナルのような雰囲気の乗り場からは伏尾台方面と希望ヶ丘方面へのバスが出ています。
池田西のりばを出る路線のうち、希望ヶ丘方面へのバスに乗ることにしました。ちょうどやってきたのは途中の久安寺止めのバスです。
池田西のりばを発車したバスは池田の市街地を走り抜け、猪名川の支流の余野川に沿って北摂の山へと分け入っていきます。車窓はあっという間に山の景色となりました。15分ほどで終点の久安寺に到着しました。回転地のある立派な停留所で、近くのそば屋から出汁の香りが漂ってきます。到着したバスはすぐに「回送」表示で池田へと戻っていきました。
バス停名となっている久安寺は725年に行基が創建したと伝わる古刹です。初夏の紫陽花や秋の紅葉で知られ、シーズンには多くの観光客で賑わうとのこと。真言宗の寺院なので「こうやくん」がいますね。
バス道沿いには立派な楼門が聳えていました。
久安寺の楼門の前を通過する伏尾台方面へのバス。個人的に、社寺などの和風建築とバスの組み合わせがたまらなく好きです。
池田西のりばからのバスは、希望ヶ丘方面だけでなく西隣の谷筋の伏尾台方面へのバスも一部はここ久安寺を経由します。山道を登ってきたバスは久安寺の回転地で方向転換し、池田方面と同じ乗り場に着車します。
久安寺の楼門の前を通過する伏尾台方面行きのバス。紅葉の季節にはきっと素晴らしい景色になるのでしょうね。(本当は楼門全体が入るアングルで撮りたかったのですが、この写真を撮った場所のすぐそばは石垣で無理でした。)
趣のあるバス乗り場から乗ったバスは、豊かな山々に囲まれた古刹へと誘ってくれました。次回訪れることがあれば、紅葉を楽しんだり、さらに奥の希望ヶ丘へと足を伸ばしたりしてみたいですね。
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