科学の制御への提案(その1)(技術者の全ノーベル化)


科学は人間に多大の利益をもたらしましたが、その反面環境破壊等の不利益をもたらす側面もあります。
現状では科学の進歩は加速度を上げており、その負の側面を制御する術がないのが現状であります。
そこで、今回「科学の制御への提案(その1)」をさせて頂きます。
サブタイトルとして「技術者の全ノーベル化」と致しましたのは、ノーベルはご存知の通り
ダイナマイトを考案し科学の正と負の両面を痛感し、ノーベル財団を設立しました。
この意思を継承するのが今回のテーマでもあります。
現状の問題点と致しまして
「技術の利益面のみを享受」があげられます。
発明者は特許により利益を得ますが、その発明の負の側面に対し何ら責任を負ってはいません。


そこで「改善提案」といたしまして
「1特許の不利益に対する新特許料の徴収」を考えています。
これは、発明者が払うのではなく、その特許を使用したものが払います。
「2管理財団の設立」
管理財団は国際的な組織で、新特許料はこの管理財団に払うものとします。
「3料率の設定」
料率は商品により異なるものとします。
「4料率の全世界共通化」
料率は基本的に地域により利害が生じないよう全世界共通とします。


「財団の具体的な活動」といたしまして
「1新特許料の徴収」
「2商品別料率の決定」
何故商品別にするかといいますと
過去の事例から、その商品の負の側面を鑑みて料率の決定を行います。
例えば、兵器等には高く、環境負荷の考えられるガソリン車も高くする等です。
「3不利益を被った人および組織に対する補償」
財団はその徴収したお金を、一例として戦争被害にあった一般市民や環境破壊があった地域の再生等にあてます。


最後に「財団設立の効果」です。
「1料率の商品別化による効果」としまして
軍事産業に負担を重くすることにより技術の軍事転用をしにくくします。
また、有用な商品、安全と認められた薬品等に対しては0もしくはマイナスの料率にしても良いかと考えております。
これにより、技術の使用時における差別化を計ることができます。
「2技術による被害の世界的な救済」
今まで、訴えることもできなかった人や組織、更には自然を救済することができます。
「3ノーベルの思想の現実化」
今まで述べてきたことから、ノーベルの思想を夢ではなく現実のものとすることができるのです。



2014年12月6日にmixiにアップしたものを、そのまま転載しております。

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