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本屋さんで紙の本を買う日【そのさん】


【本屋さんで紙の本を買う祭り】

・本屋さんに行き、紙の本をあれこれ物色してカゴに入れていく。

・予算(5,000円)に収まる分を選び、購入する。

・買った本は、その後手放してもOK。


第三回は、一回目と同じ丸善京都BAL店にて。

もともと買うつもりではなかったのだけど、ちょうど京都を訪れる用事があり、ぽっかり時間が空いたので急遽祭りを開催。

三回目ともなると慣れてきたのか、欲しい本を察知するセンサーが敏感になっていて、前々回とはまったく違うラインナップを見ることができた。

●千早茜 新井見枝香『胃が合うふたり』(新潮社)

●向坂くじら『犬ではないと言われた犬』(百万年書房)

●西山ももこ『インティマシーコーディネーター』(論創社)


あまり深く考えず、
「すぐにでも読みたい本!」
「図書館にない本!」
と思いながら探していたら自然とこのラインナップに。

買いたい本となると、私の場合エッセイ率が高くなるらしい。

『胃が合うふたり』は買った翌日に読了。

食べることが大好きなカリスマ書店員(兼エッセイスト兼ストリップダンサー)と小説家のふたりが、一緒にした食事について交互にエッセイを書くというコンセプトに「そんなの絶対好きだわ」と思って購入した。

そうしたら、想像以上に「買ってよかった」本で。

変わり者と言われそうな、ものすごく似ていてすごく似ていないふたりの、名前をつけられない友情関係がひしひしと伝わってくる。

おふたりとも存じ上げなかったけど、新井さんも千早さんも魅力的すぎてぜひ著作を掘っていきたいと思った。


他の本を買うつもりだったのに、ふと目に入ってぱらぱら捲ったら買うしかなくなってしまった一冊。

詩人であり国語教室を営む教育者でもある向坂くじらさん(同世代!)によるエッセイ。

詩を教えること、国語が(言葉が)人に与える影響などを、(詩人と教育者という)二つの立場を持つ自分の言葉で語り直す、という行為がもう尊いな、と。

国語教育に関する本はずっと読みたいと思っていたので、ここで出会えてよかった。


買ったものの、未読。

インティマシーコーディネーターのお仕事にはずっと興味がありつつ、今の日本では取得が難しい資格ということで遠まきに見ていた感覚だった。

まず手始めに、その仕事ぶりを知るところから始めたいなと。
これから読むのが楽しみ。


〜迷って買わなかった本たち〜

書店でこの本に出会うのは二度目。

ご縁を感じるので、次に出会えたら読みたいと思っている。


これは近いうちに絶対読む!


ものすごく厚くて重いので持って帰るのを断念した本。でも必ず読みたい。


かなり迷って、図書館にあるからという理由で選ばなかった本。

惜しいけど、この本を買わなかったことで『犬ではないと言われた犬』を買えたので、その点では悔いはない。


津村記久子さん熱が上昇中。

前回買うのを諦めた『この世にたやすい仕事はない』は、現在図書館本で読んでいる。おもしろい。


これと迷って、結局『胃が合うふたり』を選択。

千早茜さんの文章がかなり好きらしいとわかったので、このシリーズも絶対に読みたい。



実はブックオフの宅配買取金額30%アップのクーポンを発見し、集荷の日までに読み終えて売ろう!と決めてせっせと読んでいる現状…。


クーポンにのせられて行動を決めるのもどうなん?とか、一度買った本を売るのに儲けようとするなよ、とか、自分に言いたいこともあるにはあるけど、本をたくさん買って(飽きる前に)しっかり読みきるための大義名分になるというか…。

とりあえず買取は申し込んだので、集荷の日までたくさん読もうと思います。

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